“あたたま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
60.0%
30.0%
10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
部屋の中でストーブにあたたまって話しているうちに、ふと立って廊下に出て見ると、何処から吹き込んだかわからぬように一面に真白に、水晶の粉のような雪がまかれる。
(新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
お互の身体が少しあたたまってくると、湯気が立った。蟹の生ッ臭いにおいがムレて、ムッと鼻に来た。
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)
寒いから私と三吉さんとは火をたいてあたたまつて居る処へ三人が連れ立つて帰りましたから、私は嬉しくつて飛出して行くと龍馬が、お前は早や来て居るかと云ひますから
千里駒後日譚 (新字旧仮名) / 川田瑞穂楢崎竜川田雪山(著)