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暖
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あたたま
ふりがな文庫
“
暖
(
あたたま
)” の例文
多分
(
おおかた
)
小鼻怒らし
大胡坐
(
おおあぐら
)
かきて炉の
傍
(
はた
)
に、アヽ、憎さげの顔見ゆる様な、
藍格子
(
あいごうし
)
の大どてら着て、充分酒にも
暖
(
あたたま
)
りながら
分
(
ぶん
)
を知らねばまだ足らず
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
部屋の中でストーブに
暖
(
あたたま
)
って話しているうちに、ふと立って廊下に出て見ると、何処から吹き込んだかわからぬように一面に真白に、水晶の粉のような雪がまかれる。
雪
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
出来る事なら男を呼び
醒
(
さま
)
してぴったり寄り添って男の体の
暖
(
あたたま
)
りを、男の生活を直接に身に感じて見たい。それから、なんだか不思議に自分が罪を犯しているような気がして来た。
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
「蕎麦かきは
暖
(
あたたま
)
ると申します。差上げたらば、と母と二人でそう申しましてね、あの、ここへ持って参りました。おかわりを添えてございますわ。お
可厭
(
いや
)
でなくば召上って下さいましな。」
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
火の
燠
(
おき
)
を貰っていつものように
暖
(
あたたま
)
ろうとしました。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
▼ もっと見る
膝掛
(
ひざかけ
)
を
引抱
(
ひんだ
)
いて、せめてそれにでも
暖
(
あたたま
)
りたそうな車夫は、値が
極
(
きま
)
ってこれから乗ろうとする
酔客
(
よっぱらい
)
が、ちょっと一服で、
提灯
(
ちょうちん
)
の灯で吸うのを待つ
間
(
ま
)
、氷のごとく堅くなって、催促がましく脚と脚を
菎蒻本
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“暖”の意味
《名詞》
(ダン 例示の成句で)あたたまること。
(出典:Wiktionary)
暖
常用漢字
小6
部首:⽇
13画
“暖”を含む語句
暖炉
生暖
温暖
暖炉棚
暖爐
瓦斯暖炉
暖簾
暖味
暖気
繩暖簾
暖室
暖房
瓦斯暖爐
御暖
縄暖簾
紺暖簾
暖簾口
寒暖
花暖簾
店暖簾
...