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『白金之絵図』
ふりがな文庫
『
白金之絵図
(
しろがねのえず
)
』
片側は空も曇って、今にも一村雨来そうに見える、日中も薄暗い森続きに、畝り畝り遥々と黒い柵を繞らした火薬庫の裏通、寂しい処をとぼとぼと一人通る。 「はあ、これなればこそ可けれ、聞くも可恐しげな煙硝庫が、カラカラとして燥いで、日が当っては大事じ …
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約47分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間19分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
来
(
きたる
)
女郎
(
じょろうし
)
私
(
てまえ
)
爺
(
おじ
)
頸
(
ぼん
)
老人
(
わし
)
暖
(
あたたま
)
静
(
そっ
)
食
(
くい
)
老人
(
とりより
)
話
(
もう
)
故郷
(
さと
)
行
(
おこない
)
生
(
うま
)
汝
(
てめえ
)
利益
(
まし
)
退
(
しさ
)
寂
(
さびし
)
語
(
かたり
)
頭
(
ず
)
傍
(
かたえ
)
被
(
かむ
)
私
(
わっし
)
伸
(
のし
)
間
(
あい
)
叱
(
しッ
)
口誦
(
こうじゅ
)
前途
(
まえ
)
風采
(
ふうつき
)
俺
(
おいら
)
爺
(
じじ
)
下
(
さが
)
幼
(
ちいさ
)
記
(
か
)
禁厭
(
おまじない
)
執着
(
しゅうぢゃく
)
自然
(
おのずから
)
大
(
おおき
)
擡
(
もたげ
)
謹
(
つつしん
)
通
(
とおり
)
窺
(
うかご
)
突
(
つつ
)
枯
(
がれ
)
鮮
(
あたら
)
優
(
やさし
)
願掛
(
がんかけ
)
丸
(
がん
)
破
(
やぶれ
)
人
(
じん
)
周囲
(
ぐるり
)
許
(
とこ
)
思出
(
おもいい
)
補助
(
おぎない
)
蹌踉
(
よろよろ
)
父上
(
おとうさん
)
露出
(
あらわ
)
口惜
(
くちおし
)
言
(
ことば
)
背屈
(
せくぐ
)
他
(
よそ
)
徘徊
(
さまよ
)
吐
(
ぬか
)
前
(
めえ
)
令嬢
(
おあねえさま
)
恐
(
おそれ
)
験
(
ためし
)
集
(
あつま
)
切
(
きれ
)
明
(
あかる
)
端緒
(
はなお
)
途端
(
みちばた
)
掌
(
たなそこ
)
蒸
(
いき
)
振
(
ぶ
)
頭
(
こうべ
)
倒
(
さかさ
)
科
(
こなし
)
一廓
(
かく
)
躾
(
たしなみ
)
被
(
こうむ
)
饒舌
(
しゃべり
)
扇子
(
おおぎ
)
点
(
とぼ
)
暗夜
(
くらやみ
)
彼方
(
あなた
)
瞑
(
ねむ
)
忝
(
かたじけの
)
空
(
くう
)
実
(
まこと
)
脛
(
ずね
)
白金
(
しろかね
)
役人
(
やくしゃ
)
背
(
せな
)
斉
(
ひとし
)
斯道
(
このみち
)
更
(
あらた
)
聞済
(
ききずみ
)
咳
(
しわぶき
)
方角
(
むき
)