“聞済”のいろいろな読み方と例文
旧字:聞濟
読み方割合
きゝずみ40.0%
きゝず26.7%
ききずみ13.3%
きゝす13.3%
ききず6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何卒どうかお母さん得心してすみやかに承諾して下さい、僕が媒介なこうどする、お聞済きゝずみなれば誠に満足で、何うかひらに御承知を願いたい
「さて残暑お熱い事でございます、又昨日さくじつあがりまして御無理を願ったところ、早速にお聞済きゝずみ下され有がとう存じます」
如何どうでもましょうといって、ソレカラ私儀わたくしぎ大阪おもて緒方洪庵こうあんもとに砲術修業に罷越まかりこしたい云々うんぬんと願書を出して聞済ききずみになって、大阪に出ることになった。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
相「お前の出立前に娘お徳と婚礼の盃だけをして下さい、ほかに望みは何もない、どうか聞済きゝすんで下さい」
右の趣を石出帯刀いしでたてわきまで申し出で、聞済ききずみになりて草鞋わらじを下げ渡されたが、その翌日亭主は斬罪に行なわれ、女房は重追放で落着らくちゃくしたそうだ、最も牢内には却々なかなか化種ばけだねは、豊富であると
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)