“聞書”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ききがき76.9%
きゝがき23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玄同放言げんどうほうげん』三巻下には全文を引用しているが、記事にはあやふやな部分がちっともなく、少なくとも至って精確なる噂の聞書ききがきである。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
その犯罪手段や探偵方針のハイカラかハイカラでないかにかかっているものでない事は、一八〇〇年時代の探偵記録や裁判聞書ききがき
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
聞書きゝがきの主人公順慶は、内心秀次をかばう気があるのでその暴状を事々しくは述べ立てゝいないが、それでも次のように語るのである。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
がらに無い聞書きゝがきをするが、椰子やしが成長して実を結ぶまでには七八年を要し、の𤍠帯植物と同じく常に開花し常に結実するので、一じゆが一年に平均八十個の実を産し
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)