“椰子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やし96.8%
ヤシ1.1%
ばあむ1.1%
ヤーシ1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一度は話の種に見物しておこうぐらいの料簡りょうけんで、ともかくも劇場の前に立って見ると、その前には幾枚も長い椰子やしの葉が立ててある。
マレー俳優の死 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その、もう一つ外側に椰子ヤシ林が続き、さてそれからは、白い砂浜——海——珊瑚礁さんごしょうといった順序になる。美しいけれども、寂しい島だ。
薄鼠色の皮膚、心惹こころひくエキゾチシズムと蛇舞すねいくを踊る妖艶さと椰子ばあむしゅがあのごとき甘美あまさがある。
新種族ノラ (新字新仮名) / 吉行エイスケ(著)
おまへの腰に椰子ヤーシの壺を忘れぬだらう
沈め (新字旧仮名) / 仲村渠(著)