“椰子林”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やしりん75.0%
やしばやし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
椰子林(やしりん)の中の足高の小屋も、樹を切り倒している馬来人(マレイじん)の一群も、総て緑の奔流に取り込められ、その飛沫(ひまつ)のように風が皮膚に痛い。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
椰子林(やしりん)の中の観海旅館(シイ・ヸイ・ホテル)に少憩して海に近い廻廊(ベランダ)で珈琲(カフエエ)を喫し乍(なが)ら涼を入れた。ホテルの淡紅色の建物が周囲と好く調和して居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
海岸(かいがん)の岩(いわ)の上(うへ)から果(はて)しなき大海原(おほうなばら)を眺(なが)めたり、家(いへ)の後(うしろ)の椰子林(やしばやし)で、無暗(むやみ)に美(うるは)しき果實(くわじつ)を叩(たゝ)き落(おと)したり、または家(いへ)に殘(のこ)つて居(を)つた水兵(すいへい)に案内(あんない)されて、荒磯(あらいそ)のほとりで、海鼈(うみがめ)を釣(つ)つたりして
翌朝(よくてう)になつて見(み)ると、海潮(かいてう)は殆(ほとん)ど平常(へいじやう)に復(ふく)したが、見渡(みわた)す限(かぎ)り、海岸(かいがん)は、濁浪(だくらう)怒濤(どたう)の爲(ため)に荒(あら)されて、昨日(きのふ)美(うる)はしく飾立(かざりた)てゝあつた砂上(しやじやう)の清正(きよまさ)の人形(にんぎよう)も、二見(ふたみ)ヶ浦(うら)の模形(もけい)も、椰子林(やしばやし)の陣屋(ぢんや)も