“釣”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
59.9%
つり22.9%
つる12.1%
ちょう1.0%
0.7%
つるし0.7%
かか0.3%
かゝ0.3%
つつ0.3%
つるべ0.3%
(他:4)1.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“釣”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)9.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.8%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
よく気をつけてみるなれば、あとから糸をつけてるした叩きもしないドロップの缶が、自然にグワーンと鳴っているのである。
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
すであしるまでにつかてて、くちなか菊之丞きくのじょうびながら
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
これはおかしい、つりといえばちょうどその時、向うづめの岸にしゃがんで、ト釣っていたものがあったでござる。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そしてすっかり自惚うぬぼれのあまり、ついに溝板みぞいたの割目から杖を差入れて、往来の中でつりをするまでになった。
それはのこぎりで腰骨を切開いて、骨と骨の間に横木を入れ、後部うしろの脚に綱を繋いで逆さに滑車でつるし上げるのだ。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
と思う間もなく、キリキリキリと音がして足が頭より上に上った。巨大な岩の身体が、天井にさかさつるされてしまったのだ。
地中魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「君子はちょうしてもうせずでございますな、いったん釣りの細かいところの趣味を味わった者には、御隠居の前だが、網なんぞは大味おおあじで食べられません」
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
広施こうし三百六十ちょう
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鮎をけてゐるのであらう、編笠を冠つた背の高い男が、腰まで水につかつて頻りに竿を動かしてゐる。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
鮎をけてゐるのであらう、編笠を冠つた背の高い男が、腰まで水に浸つて頻りに竿を動かしてゐる。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
薄暗うすぐらつるしランプの光がせこけた小作こづくりの身体からだをば猶更なほさらけて見せるので
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
蘿月は仕方なしに雨戸を閉めて、再びぼんやりつるしランプの下に坐って、続けざまに煙草をんでは柱時計の針の動くのを眺めた。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
種鮎たねあゆか、それともかかつたのか、ヒラリと銀色のうろこが波間に躍つた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
種鮎か、それともかゝつたのか、ヒラリと銀色の鰭が波間に躍つた。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
かあちやん、とうさま、僕がつつたんだつていつても、本たうになさらないかも知れないネ。
鼻で鱒を釣つた話(実事) (新字旧仮名) / 若松賤子(著)
「二度目か三度目に水を汲んだ時、つるべ瓶にさはるものがあつたんで、氣が付いたんですつて。小僧の定吉ですよ。尤もその時家の中では、坊ちやんが見えなくなつて大騷動だつたから、定吉も若しやと思つたんでせう」
小字をさななてう八、長じて玄策と称し、後玄道を襲いだ。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
しかし、かれは、一ぴきでいいからさかなれたときのことを空想くうそうして、もうそんなさむさなどはかんじなかったのであります。
北の国のはなし (新字新仮名) / 小川未明(著)
ほをりの命の還りしなに、わたつみの神のバリを手渡すとてをしへた呪言は「此ハリや、呆鈎オボチ噪鈎スヽチ貧鈎マヂチ迂鈎ウルチ」と言ふのであつた。
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
後には、中門も、東西に開き、泉殿イヅミドノツリ殿を左右に出す様に、相称形を採る様になつたが、古くはどちらかに一つ、地形によつて造られて居たものと思はれる。