“釣針”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つりばり91.7%
ハリ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こいつ、頭に鹿しかの角のやうなかぶとかぶつてるし、六本の足には釣針つりばりみたいな鈎爪かぎつめをもつてる。力が強いんだぞ。——うん、いゝこと思ひついた。
かぶと虫 (新字旧仮名) / 槙本楠郎(著)
と言いながら、一人の御客様はたもとから銀縁の大きな眼鏡を取出しました。玉のほこり襦袢じゅばん袖口そでぐちで拭いて、釣針つりばりのようにとがった鼻の上に載せて見て
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
水草さいてゐるなかへ釣針ハリをいれる
行乞記:04 (三) (新字旧仮名) / 種田山頭火(著)