“つりばり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
釣針47.8%
釣鉤21.7%
釣鈎17.4%
13.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と言いながら、一人の御客様はたもとから銀縁の大きな眼鏡を取出しました。玉のほこり襦袢じゅばん袖口そでぐちで拭いて、釣針つりばりのようにとがった鼻の上に載せて見て
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
ニューヨークの湖水では水面下八十フィートのところでマスのために仕掛けられた釣鉤つりばりでカイツブリがつかまえられたそうだが、ウォールデンはもっと深いのである。
欅の大きなひさし看板に釣鈎つりばり河豚ふぐを面白い図柄に彫りつけてあるので、ひとくちに、神田の小河豚屋しおさいやで通る老舗しにせ
顎十郎捕物帳:04 鎌いたち (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
村の人に云わさすがええと云うて、王様はんでしもうた、鮒になった男は、どうして元の人間になろうかと云うと、漁師の垂れたつりばりに釣られるか、網に採られるかして、人間に料理してもらえば
放生津物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)