“鉤”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かぎ69.7%
はり22.9%
つりばり2.8%
0.9%
つり0.9%
ばり0.9%
まが0.9%
フツク0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“鉤”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 日本史 > 日本史9.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「人間がかぎを恐れている内に、魚は遠慮なく鉤を呑んで、楽々と一思いに死んでしまう。私は魚が羨しいような気がしますよ。」
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
畳の上へ兀然こつぜんと立って、まるで怒ってでもいるように、飛び脚を高くかぎのように曲げて、蟋蟀は気勢をうかがっている。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
これは舟の上に立っていて、御台場おだいばに打付けるなみの荒れ狂うような処へはりほうって入れて釣るのです。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
船頭は魚を掬って、はりはずして、舟の丁度真中まんなかの処に活間いけまがありますから魚を其処そこへ入れる。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ここに火遠理ほをりの命、海幸をもちて釣らすに、ふつに一つの魚だに得ず、またそのつりばりをも海に失ひたまひき。
我、兄とつりばりを易へて、その鉤を失ひつ。ここにその鉤を乞へば、あまたの鉤を償へども、受けずて、なほその本の鉤を得むといふ。
けてくらひね、てらつゝき、
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
家は離れて見しよりも更に哀れな建てざまにて、新開地だけにたゞ軒先障子などの白木の夜目にも生々なま/\しく見ゆるばかり、ゆか低く屋根低く、立てし障子は地よりたゞちに軒に至るかと思はれ、既にゆがみて隙間よりはつりランプの笠など見ゆ。
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
この鉤を兄樣にあげる時には、この鉤は貧乏鉤びんぼうばりの悲しみばりだと言つて、うしろ向きにおあげなさい。そして兄樣が高い所に田を作つたら、あなたは低い所に田をお作りなさい。兄樣が低い所に田を作つたら、あなたは高い所に田をお作りなさい。
義尚将軍のまがりの里の陣は、応仁の一乱によって促進された大勢に、さらに動かすべからざる決定を与えたものだ。
フツク只今たゞゐま小鰺こあぢつらぬいてやをら立上たちあがつた。