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小山内薫
ふりがな文庫
小山内薫
(
おさないかおる
)
1881.07.26 〜 1928.12.25
“小山内薫”に特徴的な語句
不図
(
ふと
)
如何
(
どう
)
或
(
ある
)
何時
(
いつ
)
其処
(
そこ
)
著者としての作品一覧
今戸狐
(新字新仮名)
読書目安時間:約2分
これは狐か狸だろう、矢張、俳優だが、数年以前のこと、今の沢村宗十郎氏の門弟で某という男が、或夏の晩他所からの帰りが大分遅くなったので、折詰を片手にしながら、てくてく馬道の通りを急い …
因果
(新字新仮名)
読書目安時間:約3分
俳優というものは、如何いうものか、こういう談を沢山に持っている、これも或俳優が実見した談だ。 今から最早十数年前、その俳優が、地方を巡業して、加賀の金沢市で暫時逗留して、其地で芝居 …
梅龍の話
(旧字旧仮名)
読書目安時間:約10分
著いた晩はどうもなかつたの。繪端書屋の女の子が、あたしのお煎餅を泥坊したのよ。それをあたしがめつけたんで大騷ぎだつたわ。でも姐さんが可哀さうだから勘辨してお遣りつて言ふから、勘辨し …
女の膝
(新字新仮名)
読書目安時間:約4分
私の実見は、唯のこれが一度だが、実際にいやだった、それは曾て、麹町三番町に住んでいた時なので、其家の間取というのは、頗る稀れな、一寸字に書いてみようなら、恰も呂の字の形とでも言おう …
芝、麻布
(新字新仮名)
読書目安時間:約15分
『あばよ、芝よ、金杉よ。』 子供の頃、一緒に遊んでいた町の子達と別れる時、よく私達は歌のように節をつけて、こういった。 私は麹町の富士見町で育った。芝といえば——金杉といえば——大 …
梨の実
(新字新仮名)
読書目安時間:約6分
私がまだ六つか七つの時分でした。 或日、近所の天神さまにお祭があるので、私は乳母をせびって、一緒にそこへ連れて行ってもらいました。 天神様の境内は大層な人出でした。飴屋が出ています …
反古
(旧字旧仮名)
読書目安時間:約16分
これは私が十七の時の話です。 私の伯母の内に小間使をしてゐたお時といふ十七になる女が、二月ばかり私の内へ手傳に來てゐたことがありました。何でも内の小間使が、親が死んだかどうかして、 …
“小山内薫”について
小山内 薫(おさない かおる、1881年(明治14年)7月26日 - 1928年(昭和3年)12月25日)は、明治末から大正・昭和初期に活躍した劇作家、演出家、批評家。日本の演劇界の革新にその半生を捧げた。
(出典:Wikipedia)
“小山内薫”と年代が近い著者
1880年生まれ|
増田雅子
吉江孤雁
吉江喬松
田中貢太郎
須川邦彦
1881年生まれ|
小杉放庵
乙骨三郎
小倉右一郎
井上貞治郎
橘樸
石原純
会津八一
木村小舟
魯迅
岩波茂雄
浜田青陵
森田草平
1882年生まれ|
平山蘆江
斎藤茂吉
宮原晃一郎
生田長江
野口雨情
種田山頭火
鈴木三重吉
橋本進吉
きょうが誕生日(1月28日)
中山省三郎
(1904年)
きょうが命日(1月28日)
平田晋策
(1936年)
ウィリアム・バトラー・イエイツ
(1939年)
松本幸四郎
(1949年)
今月で生誕X十年
堺利彦
(生誕150年)
桑原隲蔵
(生誕150年)
小金井喜美子
(生誕150年)
石原純
(生誕140年)
土田杏村
(生誕130年)
今月で没後X十年
幸徳秋水
(没後110年)
宮本百合子
(没後70年)
加藤一夫
(没後70年)
仁科芳雄
(没後70年)
桂三木助
(没後60年)
古川緑波
(没後60年)
今年で生誕X百年
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(生誕200年)
シャルル・ピエール・ボードレール
(生誕200年)
竹内浩三
(生誕100年)
矢崎源九郎
(生誕100年)
今年で没後X百年
アリギエリ・ダンテ
(没後700年)
ウラジミール・ガラクティオノヴィチ・コロレンコ
(没後100年)
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン
(没後100年)
池田輝方
(没後100年)
岡崎雪声
(没後100年)