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『反古』
ふりがな文庫
『
反古
(
ほご
)
』
これは私が十七の時の話です。 私の伯母の内に小間使をしてゐたお時といふ十七になる女が、二月ばかり私の内へ手傳に來てゐたことがありました。何でも内の小間使が、親が死んだかどうかして、暫く國へ歸つてゐた間の事です。 お時は鼻の少し大きな女でした …
著者
小山内薫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新思潮 第二次第一號」」鳴皐書院、1910(明治43)年9月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約16分(500文字/分)
朗読目安時間
約26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
嚴
(
やかま
)
終
(
しまひ
)
生
(
な
)
遣
(
つかは
)
訝
(
をか
)
凝
(
じつ
)
叫
(
どな
)
關
(
かゝは
)
餘
(
あんま
)
樣
(
ざま
)
詫
(
あやま
)
恐
(
こは
)
後
(
うしろ
)
誡
(
いましめ
)
使
(
つかひ
)
札
(
さつ
)
窃
(
ひそか
)
癪
(
しやく
)
頷
(
うなづ
)
横着
(
わうちやく
)
妨
(
さまたげ
)
一寸
(
ちよつと
)
態
(
わざ
)
可笑
(
をか
)
吃驚
(
びつくり
)
強情
(
がうじやう
)
外
(
そと
)
迚
(
とて
)
部屋
(
へや
)
膝
(
ひざ
)
本山
(
もとやま
)
豪
(
えら
)
爲樣
(
しやう
)
熟
(
う
)
椽側
(
えんがわ
)
懷
(
ふところ
)
廢
(
よ
)
寄越
(
よこ
)
反古
(
ほご
)
厭
(
いや
)
内證
(
ないしよ
)
俺
(
おれ
)
企
(
たくら
)
一言
(
ひとこと
)