“寄越”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よこ96.4%
よこし3.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところがその後その室を整理することになって、全部の品を持出した中に、こんな物があった、そちらのらしい、と寄越よこされたのがそれなのでした。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
先方には年老いた母親があり、私の方には老人夫婦がいるために、昔気質かたぎの義理深く、時々はこういう知らせも寄越よこしていたのでしょう。
棚田裁判長の怪死 (新字新仮名) / 橘外男(著)
「あゝ、あたしもあの方たちのところへ行きたいわ! ねえ、ロチスターさんは今にお夕飯の後に、あたしたちを呼びにお寄越よこしになると思はない?」
とにかく南条文雄博士が大変に心配して、私の方へ手紙を寄越よこすたびに、あなたの事について何か聞いた事がないかというて尋ねて来られた。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
わたしの処へ寄越よこす手紙にはその用件の次第によって時々異った雅号が書かれてあるがそれを見てもヨウさんの趣味と学識の博い事が分る。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
…………小松原は、俯向うつむけに蒼沼に落ちた処を、帰宅かえりのほどが遅いので、医師せんせいが見せに寄越よこしした、正吉に救われた。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
非常に貴方を称讃して寄越よこしまして御座りまする
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
寄越よこしねえ、」
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)