“医師”のいろいろな読み方と例文
旧字:醫師
読み方(ふりがな)割合
いしゃ56.3%
いし15.5%
くすし12.7%
ドクトル5.6%
せんせい4.2%
いしや2.8%
あのひと1.4%
おいしゃ1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“医師”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 音楽 > 音楽史 各国の音楽30.0%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語4.8%
芸術・美術 > 彫刻 > 彫刻史 各国の彫刻3.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「とにかく院長に一度ておもらいなさい。うっちゃっておいちゃいけない。」医師いしゃは繰り返しそう言って出て行った。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
医師いしゃはその水を液量器の中に垂らして細君さいくんの口元に持って往った。細君は泣きじゃくりしながらそれを飲んだ。
水郷異聞 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
わたしは、医師いしとして、老人ろうじん神経痛しんけいつうをみてやつたことがありそれがくちをききあつたはじめです。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
医師いし島本守しまもとまもるは、はじめは頑強がんきょう犯行はんこう否認ひにんした。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
「そうだな、大和口には煙もみえん。大蔵、いずれ木戸の調べもあろうが、医師くすし吐雲斎とうんさいと答えるのを忘れるな」
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いや、それよりは、お願いがある。木戸の訊問で、いちいち迷惑して参ッた。——医師くすし吐雲斎として、通行手形を下さるまいか」
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
エレオノーレは後年、ベートーヴェンの親友の一人である医師ドクトルヴェーゲラーにとついだ。
おまけに忰の友太郎が又、古今無双の親孝行者で、二晩の間ツラリともしない介抱ぶりには、流石さすがのワシも泣かされた……という老医師ドクトルの涙語りだ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
医師せんせいくつろいだ身の動作こなしで、掻巻かいまきの上へ足を投げて、綴糸つづりいとを手で引張ひっぱる。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
主人あるじ医師せんせいは、奥座敷の蚊帳の中に、胡坐あぐらして、枕許まくらもと煙草たばこ盆を引寄せた。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その若者が一人、山で病付やみついて来て医師いしやにかかると、赤痢だと言ふので、隔離病舎に収容された。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『然うか。』と言つて、またわざとらしく、『然うか、加藤といふ医師いしやがあつたんだな。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
お葉は、もうどうする事も出来ぬ、改めて不意打でもされるものゝやうに、医師あのひとたちがよって来たなら、どんな事をされるか解らない。
青白き夢 (新字旧仮名) / 素木しづ(著)
「あ、おとうさまが、病気の事で医師おいしゃと少し相談もあるからちょいと来るようにッてね、——番町の方でも——承知だから」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「さあ、病気が病気じゃから、よく行けばええがの、武どん——医師おいしゃの話じゃったが、浪どんの母御かさまも、やっぱい肺病でくなッてじゃないかの?」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)