“いしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
慰藉46.3%
医者26.9%
医師25.1%
国手1.1%
慰籍0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分は母の言葉を聞きながら、この苦しい愛嬌(あいきょう)を、慰藉(いしゃ)の一つとしてわが子の前に捧げなければならない彼女の心事を気の毒に思った。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
で、高等(こうとう)に成(な)れば随(したがっ)てより強(つよ)き勢力(せいりょく)を以(もっ)て、実際(じっさい)に反応(はんのう)するのです。貴方(あなた)は医者(いしゃ)でおいでて、どうしてこんな訳(わけ)がお解(わか)りにならんです。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
彼は、元来、この町に、立派な玄関を磨いた医師(いしゃ)のうちの、書生兼小使、と云うが、それほどの用には立つまい、ただ大食いの食客(いそうろう)。
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
枕許に看護婦一人(にん)、右に宿直の国手(いしゃ)が彳(たたず)んで、その傍(わき)に別に一人、……白衣(びゃくえ)なるが、それは、窈窕(ようちょう)たる佳人であった。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼は退屈な様子でそのあとに従った。彼女が舞台に現われるや否や、聴衆は歓呼して迎えた。それは彼らにとって一つの慰籍(いしゃ)であった。