“勢力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
エネルギー48.0%
せいりよく20.0%
せいりょく16.0%
せいりき8.0%
いきほひ6.0%
いきおい2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
漕いだ時の勢力エネルギーが全部その不連続面で定常波を作ることに費されてしまうので、舟はちっとも進まないというようなことが起るのだ。
寅彦夏話 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
で、高等かうとうればしたがつてよりつよ勢力せいりよくもつて、實際じつさい反應はんおうするのです。貴方あなた醫者いしやでおゐでて、如何どうして那麼譯こんなわけがおわかりにならんです。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
で、高等こうとうればしたがってよりつよ勢力せいりょくもって、実際じっさい反応はんのうするのです。貴方あなた医者いしゃでおいでて、どうしてこんなわけがおわかりにならんです。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
其外一番目の「勢力せいりき富五郎」に水島左門を勤めた。二枚目でもあり、辛抱立役でもあり、他の要素も持つと言ふ可なりむつかしい役柄だけに、当時の技倆では、あげもさげもならなかつたことゝ思ふ。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
大門際おほもんぎわ喧嘩けんくわかひとるもありけり、よや女子をんな勢力いきほひはぬばかり、春秋はるあきしらぬ五丁町てうまちにぎわひ、おくりの提燈かんばんいま流行はやらねど
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
公方くぼうさまの御親類、当時、飛ぶ鳥も落す勢力いきおいかも知れないが、こんな夜更けに、あっしのようなおたずね者の泥棒風情を、一緒にお目通りまで、連れて来る程の、御懇意な仲でしょう。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)