“喧嘩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんか77.4%
けんくわ11.6%
げんか7.5%
いさかひ1.0%
でいり1.0%
いさかい0.8%
けんくゎ0.4%
やつ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は筋も結末も分らず、喧嘩(けんか)するのだが、いつまでも仲がいいのか、浮気をするのか、恋をするのか、全然先のことは考えていない。
が、道行(みちゆき)にしろ、喧嘩(けんくわ)にしろ、其(そ)の出(で)て来(き)た処(ところ)が、遁(に)げるにも忍(しの)んで出(で)るにも、背後(うしろ)に、村(むら)、里(さと)、松並木(まつなみき)、畷(なはて)も家(いへ)も有(あ)るのではない。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
お家(うち)のほうでは今日もひどい御夫婦喧嘩(げんか)をあそばしたそうですよ。ただ一人の娘のために自分の子供たちを打ちやっておいて行った。
源氏物語:52 東屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)
うつくしき顏(かほ)に似合(にあは)ぬは心(こゝろ)小學校通(せうがくかうがよ)ひに紫袱紗(むらさきふくさ)對(つゐ)にせし頃(ころ)年上(としうへ)の生徒(せいと)に喧嘩(いさかひ)まけて無念(むねん)の拳(こぶし)を我(わ)れ握(にぎ)る時(とき)同(おな)じやうに涙(なみだ)を目(め)に持(も)ちて
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「痛い! 痛い! おししが十万石なら、この痛さは百万石じゃ。——のう、成田屋。昼間の喧嘩(でいり)も女がもとらしいが、そち、あの女を見たか」
いつもよく出るお今のことが基(もと)で、それからそれへと、喧嘩(いさかい)の言(ことば)が募って行った。時々花などに託(かこつ)けて耽(ふけ)っている、赤坂の女のことなども、お前の口から言い出された。
爛 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「さうですか。では戻りませう。」もう喧嘩(けんくゎ)をしたらとても勝てない。一たまりもないと思ったから署長は大急ぎで一つおじぎをして戻り出した。
税務署長の冒険 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
なあ、お絃、久しく暴風(しけ)つづきだな。きょうあたり、大きな喧嘩(やつ)を
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)