“暴風”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
あらし53.2%
しけ19.3%
ぼうふう12.8%
あれ3.7%
はやて3.7%
アラシ2.8%
ばうふう1.8%
あらしの0.9%
はやち0.9%
サウエスター0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“暴風”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > プロヴァンス文学100.0%
文学 > 英米文学 > 詩57.1%
文学 > イタリア文学 > 詩35.7%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
昔から何ほど暴風あらしが吹いても、この椎森のために、僕の家ばかりは屋根をがれたことはただの一度もないとの話だ。
野菊の墓 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
その顔を見た瞬間に……又暴風あらしだな……と直覚した私は、空っぽになったウイスキーの瓶を頭の中で、クルクルと廻転させた。
幽霊と推進機 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
お馨さんは、上総かずさの九十九里の海の音が暴風しけの日には遠雷の様に聞ゆる或村の小山のふところにある家の娘であった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「ええ。お父さんが漁に出て、暴風しけで、帰ってこなかった時、お母さんと二人で、じっと波の音をきいてた時のこと、いつまでも覚えていますの。」
いままで、傍若無人ぼうじゃくぶじんに吹いていた暴風ぼうふうは、こう海豹に問いかけられると、ちょっとその叫びをとめました。
月と海豹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
たいした暴風ぼうふうでもなかったのに、年をへた老松ろうしょうは、枝をはったそのみきの一部を風にうばわれたものらしい。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
時ならずして、なれも亦近づく暴風あれ先駆さきがけと、
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
時ならずして、なれも亦近づく暴風あれ先驅さきがけと、
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
『鮒ですよ。たなごは小さくて相手に足りないし、沙魚はぜも好いですが、暴風はやてが怖いので……。』と、三種を挙げて答へぬ。
元日の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
沖で暴風はやてでもッた時には、一寸先は闇だ。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
其が門渡トワタる船と見えてゐる内に、暴風アラシである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
其が門渡トワタる船と見えてゐる内に、暴風アラシである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
二百十から廿あひだわたつての暴風ばうふう懸念けねんしたほどのことはなく
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
猶且なほか暴風ばうふうまれ、らるゝ
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
囚人来る暴風あらしの雨中を
囚人 (新字旧仮名) / 渡久山水鳴(著)
かの暴風はやちはれて來る魂を見き、すなはちいふ、師よ、黒き風にかく懲さるゝ此等の民は誰なりや —五一
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「それはお前、あの帽子の被り方さ。暴風サウエスター帽はあのとおり被ったもんだよ」
断層顔 (新字新仮名) / 海野十三(著)