“津浪”の読み方と例文
読み方割合
つなみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
津浪つなみとはなみすなはみなとあらはれる大津浪おほつなみであつて、暴風ぼうふうなど氣象上きしようじよう變調へんちようからおこることもあるが、もつとおそろしいのは地震津浪ぢしんつなみである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
度々たびたび津浪つなみゆえ、本所へ屋敷替えを親父がして、普請の出来るまで、駿河台の太田姫稲荷の向う、若林の屋敷を当分借りていたが、その屋敷は広くって、庭も大そうにて
何かあの頃は、そういう神秘的なようなことがしきりと行われた。盤梯山が破裂したり、三陸の津浪つなみが起ったり、地震があったり、天変地異が頻々とあって、それにも少年の自分は脅かされた。
回想録 (新字新仮名) / 高村光太郎(著)