“津”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
84.2%
8.8%
シン1.8%
おきつ1.8%
しづく1.8%
しん1.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
津浪つなみとはなみすなはみなとあらはれる大津浪おほつなみであつて、暴風ぼうふうなど氣象上きしようじよう變調へんちようからおこることもあるが、もつとおそろしいのは地震津浪ぢしんつなみである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
博多ハカタ川に臨みて、以て宴遊す。……葛井フヂヰフネフミ武生タケフクラ、六氏の男女二百三十人歌垣に供奉す。……処女らに、壮夫ヲトコ立ち添ひ踏みならす……。
後に、其意味が訣らなくなると、言葉の感じが変つて来て、「御」を敬語と考へ「」を独立させて了うて、支那のシンの意味に、文字の上から聯想して来たのである。
古代人の思考の基礎 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おきつ潮騒しほざゐすべりゆくふなばた近くむれつどふ。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
春にいたりえだにつもりし雪まづとけて葉をいださぬ木の森をなしたるに、滝の水烟すゐゑんえだうるほひしがしづくとなり氷柱つらゝとなりて玉簾たまのすだれをかけめぐらしたるやうなるは、これも又たぐふべきものなし。
長沮ちょうそ桀溺けつできならびて耕す。孔子之をぎり、子路をしてしんを問わしむ。長沮曰く、輿を執る者は誰と為すと。子路曰く、孔丘と為すと。曰く、是れ魯の孔丘かと。曰く、是なりと。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)