“大津”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおつ52.9%
おほつ35.3%
おおづ5.9%
オオツ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ばかをもうせ。それより拙者せっしゃのほうがきくが、いましがた、大津おおつの町の上をとんでいたわしが、ここらあたりでおりた形跡けいせきはないか、どうじゃ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
失ひ夫より江戸に下らんとして大津おほつ宿外しゆくはづれより惡漢に付れ終にお花をうばひ取れ斯樣々々かやう/\わけにて取返とりかへせしが其のせつ荷物にもつと路金百兩を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
肥後米の、特に山鹿やまが、菊池、大津おおづ、阿蘇の米産地の、咽喉のどをにぎるこの合資会社の「益城屋」の倉庫は、米穀検査所の出張所と、肥後銀行と飽託ほうたく銀行との出張所があった。
戦争雑記 (新字新仮名) / 徳永直(著)
大正六年五月中旬頃、滋賀シガ大津オオツ市太湖汽船会社防波堤附近ニ男ノ水死体漂着セルコトアリ。死体頭部ニハ鋭器ヲ以テシタルカ如キ切創アリ。
陰獣 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)