“咽喉”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
のど92.0%
のんど4.0%
いんこう3.3%
のみど0.3%
のどぶえ0.2%
ノド0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“咽喉”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語13.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)4.6%
文学 > 日本文学 > 詩歌2.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
馬は泡を吹いた口を咽喉のどりつけて、とがった耳を前に立てたが、いきなり前足をそろえてもろに飛び出した。
永日小品 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
そこらが一ト片着き片着いてしまうと、みんなは火鉢の傍へ寄って、母親がんで出す朝茶に咽喉のどうるおした。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
背後うしろに六角の太き柱立てて、釜に入れたる浅尾の咽喉のんどを鎖もていましめて、真白なるきぬ着せたり。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
さきには汗出でて咽喉のんど渇くに、爺にもとめて山の井の水飲みたりし、そのひややかさおもい出でつ。
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「さうだね。」諧謔作家は咽喉いんこうを締められた鴎のやうな声を出した。「小さくつていゝから、島を一つもつて来てくれ。」
役員や待合の若い子息むすこに、耳鼻咽喉いんこうの医師、煙草屋たばこやの二男に酒屋の主人など、予備の中年者も多かった。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
夜哭きする食用蛙風にゐて春寒しゆんかんなれや咽喉のみどつづかず
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
讃歌さんか咽喉のみどをあふれて
焔の后 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
というも構わず手元へ引寄せ、お賤の咽喉のどぶえへ鎌を当てプツリと刺し貫きましたからたまりません、お賤は悲鳴を揚げて七顛八倒の苦しみ、宗觀と音助はびっくりし、
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
顔ばかりあり/\と見えた時は、新吉は怖い三眛ざんまい、一生懸命無茶苦茶に鎌でちましたが、はずみとは云いながら、逃げに掛りましたお久の咽喉のどぶえへ掛りましたから
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
だが、身狭刀自ムサノトジ自身のうちにも、もだ/″\と咽喉ノドにつまつた物のある感じが、残らずには居なかつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
自身の咽喉ノドから出た声だ、と思つた。だがやはり、廬の外で鳴くのであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)