“咽喉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のど92.1%
のんど3.9%
いんこう3.1%
のどぶえ0.3%
のみど0.3%
のどもと0.1%
ノド0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
聞くだけで咽喉の詰まるような、食欲を吹き飛ばすようなあのバナールな呼び声も、これは幸いにさっぱり聞かなくなってしまった。
物売りの声 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
一束の黒髪はそのまま遂にたざりし、尉官が両の手に残りて、ひょろひょろと立上れる、お通の口は喰破れる良人の咽喉の血に染めり。
琵琶伝 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
何はともかく、本土に近い海路の咽喉岡崎の港——撫養街道を駆けぬけて周馬を追い越し、そこできゃつを引っ捕えなければならぬ。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
でかかれば黄金丸も、稜威しやと振りて、またみ付くを蹴返し、その咽喉んとすれば、彼方も去る者身を沈めて、黄金丸のを噬む。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
夜哭きする食用蛙風にゐて春寒なれや咽喉つづかず
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
さず咽喉突貫さんとしけれども手先ひてより口まで斬付たり源八ながら顏を見ればおなりしにぞ南無三と蹴倒して其所飛出七と
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
だが、身狭刀自自身のうちにも、もだ/″\と咽喉につまつた物のある感じが、残らずには居なかつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)