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噬
ふりがな文庫
“噬”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
か
83.8%
かま
2.7%
かじ
2.7%
かみ
2.7%
くはへ
2.7%
くら
2.7%
の
2.7%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
か
(逆引き)
主人の花紋のある長い上衣の褄が、砂の上を曳いてゐる。そして手には長い杖を衝いてゐて、折々その握りの処を歯で
噬
(
か
)
む癖がある。
復讐
(新字旧仮名)
/
アンリ・ド・レニエ
(著)
噬(か)の例文をもっと
(31作品)
見る
かま
(逆引き)
さるによつて
僕
(
やつがれ
)
は、常に和殿
們
(
ら
)
を貴とみ、
早晩
(
いつか
)
は
款
(
よしみ
)
を通ぜんとこそ思へ、
聊
(
いささ
)
かも仇する心はなきに、
何罪科
(
なにとが
)
あつて僕を、
噬
(
かま
)
んとはしたまふぞ。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
噬(かま)の例文をもっと
(1作品)
見る
かじ
(逆引き)
気象学会より寄贈せられたる鑵詰を
噬
(
かじ
)
りて
飢
(
うえ
)
を
凌
(
しの
)
ぎ、また寒気次第に
凜冽
(
りんれつ
)
を加うるといえども、器具散乱して寝具を伸ぶべき余地なく、かつ隔時観測を為しつつあるを以て、睡眠の
隙
(
すき
)
を得ず
寒中滞岳記:(十月一日より十二月廿一日に至る八十二日間)
(新字新仮名)
/
野中至
(著)
噬(かじ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
かみ
(逆引き)
最前より
噬
(
かみ
)
あひ見るに、世にも鋭き御身が
牙尖
(
きばさき
)
、
某
(
それがし
)
如きが及ぶ処ならず。もし彼の鳥猫に取られずして、なほも御身と争ひなば、わが身は遂に
噬斃
(
かみたお
)
されて、雉子は御身が
有
(
もの
)
となりてん。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
噬(かみ)の例文をもっと
(1作品)
見る
くはへ
(逆引き)
便りに
探
(
さが
)
し廻る中大井川の彼方なる岡の方に何やら犬の
噬
(
くはへ
)
て爭ひ居し
體
(
てい
)
ゆゑ
立寄
(
たちより
)
しに犬は其品を置て一
驂
(
さん
)
に
逃
(
にげ
)
行しまゝ右の品を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
噬(くはへ)の例文をもっと
(1作品)
見る
くら
(逆引き)
復讐として肉を
噬
(
くら
)
い髄を
啜
(
すす
)
るとも飽かないような深怨を結ばせて、ますます陰険、醜陋、残忍を以て終始する政界の私闘を助長する危険があると思います。
選挙に対する婦人の希望
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
噬(くら)の例文をもっと
(1作品)
見る
の
(逆引き)
『類聚名物考』三三七に『
輟耕録
(
てっこうろく
)
』から引いて、趙生なる者貧しく暮す、一日木を伐りに行って大きな白蛇が
噬
(
の
)
まんとするを見、逃げ帰って妻に語ると白鼠、白蛇は宝物の
変化
(
へんげ
)
だろうと思い
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
噬(の)の例文をもっと
(1作品)
見る
噬
漢検1級
部首:⼝
16画
“噬”を含む語句
反噬
呑噬
噬臍
一噬
乱噬
噬斃
搏噬
相搏噬
齕噬
“噬”のふりがなが多い著者
南方熊楠
二葉亭四迷
ライネル・マリア・リルケ
エドガー・アラン・ポー
作者不詳
北村透谷
幸田露伴
森鴎外
中島敦
ハンス・クリスチャン・アンデルセン