“くはへ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
40.0%
20.0%
20.0%
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又は人の父を喰殺くひころしてその父にばけて年をたるに、一日その子山に入りてくはるに、おほかみきたりて人の如く立其裾そのすそくはへたるゆゑをのにて狼のひたひきり、狼にげりしゆゑ家にかへりしに
くはへ候由私しは數年の出入屋敷やしきの事故先一旦の難儀なんぎすくふ心に候へどもかく御尋ねの上はつゝまず申上るにより御役人樣方の御慈悲おじひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
谷間たにあひゆゑ雪のきゆるも里よりはおそくたゞ日のたつをのみうれしくありしに、一日あるひあなの口の日のあたる所にしらみとりたりし時、熊あなよりいで袖をくはへて引しゆゑ
便りにさがし廻る中大井川の彼方なる岡の方に何やら犬のくはへて爭ひ居していゆゑ立寄たちよりしに犬は其品を置て一さんにげ行しまゝ右の品を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)