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くはへ
語句 | 割合 |
銜 | 40.0% |
加 | 20.0% |
咥 | 20.0% |
噬 | 20.0% |
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又は人の父を
喰殺してその父にばけて年を
歴たるに、一日その子山に入りて
桑を
採るに、
狼きたりて人の如く立
其裾を
銜たるゆゑ
斧にて狼の
額を
斫、狼にげ
去りしゆゑ家にかへりしに
加候由私しは數年の出入
屋敷の事故先一旦の
難儀を
救ふ心に候へども
斯御尋ねの上は
包まず申上るにより御役人樣方の
御慈悲を
谷間ゆゑ雪のきゆるも里よりは
遅くたゞ日のたつをのみうれしくありしに、
一日窟の口の日のあたる所に
虱を
捫て
居たりし時、熊
窟よりいで袖を
咥て引しゆゑ
便りに
探し廻る中大井川の彼方なる岡の方に何やら犬の
噬て爭ひ居し
體ゆゑ
立寄しに犬は其品を置て一
驂に
逃行しまゝ右の品を