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咥
ふりがな文庫
“咥”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くわ
82.5%
くは
13.4%
くえ
1.0%
くはへ
1.0%
くら
1.0%
ぐわ
1.0%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くわ
(逆引き)
朝家を出るとき敷島を口に
咥
(
くわ
)
え、ひらりと自転車に乗るときのゆったりした高次郎氏の姿を私の見たのは一度や二度ではなかった。
睡蓮
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
咥(くわ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
くは
(逆引き)
見ると、床に落ちて、
粉々
(
こな/\
)
に砕けてゐる
洋盃
(
コツプ
)
の
側
(
そば
)
を、大きな灰色の鼠が血だらけな英雄の心の臓を
咥
(
くは
)
へて小走りに逃げのびようとしてゐる。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
咥(くは)の例文をもっと
(13作品)
見る
くえ
(逆引き)
力
(
ちから
)
落
(
おと
)
しちや
駄目
(
だめ
)
だから、
俺
(
お
)
らなんざこんな
處
(
ところ
)
ぢやねえ、こつちな
腕
(
うで
)
、
馬
(
うま
)
に
咬
(
かま
)
つた
時
(
とき
)
にや、
自分
(
じぶん
)
で
見
(
み
)
ちやえかねえつて
云
(
ゆ
)
はつたつけが、そんでも
俺
(
お
)
れ
自分
(
じぶん
)
で
手拭
(
てねげ
)
の
端
(
はし
)
斯
(
か
)
う
齒
(
は
)
で
咥
(
くえ
)
えてぎいゝつと
縛
(
しば
)
つて
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
咥(くえ)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
くはへ
(逆引き)
谷間
(
たにあひ
)
ゆゑ雪のきゆるも里よりは
遅
(
おそ
)
くたゞ日のたつをのみうれしくありしに、
一日
(
あるひ
)
窟
(
あな
)
の口の日のあたる所に
虱
(
しらみ
)
を
捫
(
とり
)
て
居
(
ゐ
)
たりし時、熊
窟
(
あな
)
よりいで袖を
咥
(
くはへ
)
て引しゆゑ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
咥(くはへ)の例文をもっと
(1作品)
見る
くら
(逆引き)
蒼
(
あお
)
ざめた怪しげな顔つきの者や放逸な口つきの者が、
咥
(
くら
)
うべき
餌食
(
えじき
)
と時とを待ち受けながら、人
雪崩
(
なだれ
)
の中に潜んでいた。
泥
(
どろ
)
が掘り返されていた。一歩ごとに群集の流れは濁っていった。
ジャン・クリストフ:11 第九巻 燃ゆる荊
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
咥(くら)の例文をもっと
(1作品)
見る
ぐわ
(逆引き)
銀ギセルを横
咥
(
ぐわ
)
えに、
唐桟
(
とうざん
)
の羽織に角帯といった風采で、見るからに、ぼくの父などとは肌合いの違う人であった。体格もでっぷりとしてい、仲通りの相場師仲間でも怖がられた者だったそうである。
忘れ残りの記:――四半自叙伝――
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
咥(ぐわ)の例文をもっと
(1作品)
見る
咥
漢検1級
部首:⼝
9画
“咥”を含む語句
咥内
咥楊枝
咥煙管
“咥”のふりがなが多い著者
吉川英治
蘭郁二郎
室生犀星
高浜虚子
二葉亭四迷
ロマン・ロラン
佐左木俊郎
作者不詳
南方熊楠
山本周五郎