“自分”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
じぶん95.3%
おのれ0.6%
じしん0.4%
じふん0.4%
われ0.4%
うぬ0.2%
おの0.2%
おれ0.2%
こち0.2%
じぶんめ0.2%
(他:8)1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“自分”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)58.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.1%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
土浦つちうらからかれつかれたあしあとてゝ自分じぶんちからかぎあるいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
彼女かのぢよいま自分じぶん假面かめん引剥ひきはぎ、そのみにくさにおどろかなければならなかつた。
(旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
かくて、永い年月を経た後、皆から愚者と冷笑された周利槃特は、ついに自分おのれの心の垢、こころの塵を除くことができました。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
げに菩薩とは、自分おのれの生きてゆくことが、そのまま他人の生きてゆく光ともなり、力ともなり、塩ともなりうる人です。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
大小だいしよう國民こくみんのこらず自分じしん適當てきとう處置しよちらなければならないから
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
長谷部老人は自分じしんの娘のような自慢口調で、こんな事を申します。
死の予告 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
田圃たんぼせばむらで、自分じふんいへ田圃たんぼのとりつきである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
じゅうちゃんは、自分じふんも、ともだちのたすけなしに、ひとりのぼって、をとれないとさとったので、このは、そのままかえることにしました。
高い木とからす (新字新仮名) / 小川未明(著)
夫人 畜生、畜生、畜生。(自分われを制せず、魔に魅入られたるもののごとく、踊りかかり、飛び上り、髪乱れ、色あおざむ。って打って打ちのめしつつ、息を切る)ああ、切ない、苦しい。苦しい、切ない。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
不具に生れたのは、自分われが悪いのぢやねえ。それだのに、その不具の為めに、女を知る事が出来ねえとあつては、これア気の毒だア。一つ肌を抜いで世話をして遣らうと思つて、それから私の知つて居る女郎屋の嚊様かゝさまに行つてこれ/\だつて話して遣つただ。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
考えていると、愛吉は何、剃刀で殺すぐらいは、自分うぬが下駄の前鼻緒を切るほどにも思わない。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
めるような形が、歴然ありありと、自分おのが瞳に映った時
売色鴨南蛮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼人あれとはだれのことか、』自分おれはここにその姓名を明かしたくない、単に『かれ』と呼ぼう。
まぼろし (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
彼女あれ自分おれを恋したのではない。彼女あれの性質で何もかもよくわかる。君には値なき妾に候とはうまく言ったものだ!』かれは痛ましげな微笑をもらした。
まぼろし (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
ロミオ それをたうはけれど、自分こちのゝ美麗りっぱさをようために、一しょにかう。
「おじいさんのめしあがったあとさけは、あじがうすくなった。」といって、息子むすこは、そのさけ自分じぶんめみました。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
こうくみは、さすがに、自分じんたちのほうの時計とけいくるわないただしい時計とけいだと、いよいよその時計とけいのありがたみをかんじたわけです。
時計のない村 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そう、恐縮されては、自分てまえも困る。まず一献いっこん
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分てまえも帰る」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しつおもて転出まろびいでて畢生ひつせいの力をめ、艶魔えんまを封ずるかの如く、襖をおさへて立ちけるまでは、自分みずからなせしわざとは思はず
妖怪年代記 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
仏に仕ふる自分みづからは禽にも獣にも慚しや、たとへば来ん世にはこがねの光を身より放つとも嬉しからじ、思へば御仏に事ふるは本は身を助からんの心のみにて、子にも妻にもいと酷き鬼のやうなることなりけり
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
「あんまりどす。」とお信さんは恨めしさうにすゝり泣きを始めた「お父つあん等、自分めんめの子お産みやしたことおへんよつてお知りんのどす。」
乳の匂ひ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
衣冠束帯の神主が得意然とここまで喋舌しゃべって来た時に、自分わしと松浦愚の二人はドッチが先か忘れたが神殿に躍り上っていた。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それを聞いてから自分わしはイツモ飯となると頭山の横に座ったものじゃがのう。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
マリアの油はキリストにとって無限の意味と鼓舞とをもっていたと思います、だから、誰かが、そんなことをさせて、と非難がましく云ったとき、キリストは、マリアは自分キリストに迫っている危機を感じてしているのだから放っておけ、と云ったのでしょう。
かえってから、種々寝乍らAと話すうちに、Aは、自分の感じることを感じとしては分らないことが多くある。