“此場合”の読み方と例文
読み方割合
このばあひ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしながら地震ぢしん出會であつた其瞬間そのしゆんかんおいては、大小だいしよう國民こくみんのこらず自分じしん適當てきとう處置しよちらなければならないから、此場合このばあひ心懸こゝろがけは地震國ぢしんこく國民こくみんつて一人ひとりのこらず必要ひつようなことである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
抑も斯かる覆面は何の爲にもちゐらるるかとへば、故らに面貌めんばうを奇にする爲か他人たにんに面貌を示さざる爲かしからざれば寒氣かんきを防ぐ爲なるべし。思ふに第三種の用こそ此場合このばあひに於けるまことの用ならめ。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)