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殘
読み方 | 割合 |
のこ | 89.1% |
のこん | 5.4% |
のこり | 4.3% |
のこら | 1.1% |
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内より
明けて
面を
出すは
見違へねども
昔は
殘らぬ
芳之助の
母が
姿なり
待つ
人ならで
待たぬ
人の
思ひも
寄らず
佇むかげに
驚かされて
物を
さしもに
廣きネープルス
灣も
眼界到らぬ
隈はなく、おぼろ/\に
見ゆるイスチヤの
岬には
廻轉燈明臺の
見えつ、
隱れつ、
天に
聳ゆるモリス
山の
頂にはまだ
殘の
雪の
眞白なるに
『これで
可し、
殘の
竅の
數が
貴君の壽命だ、
最早これでお
暇と
致さう』と
飄然老叟は
立去て
了つた。
始め村中
殘ず存じ申さずとの
答へなれば少しも
手懸りはなきに次右衞門の思ふ樣是は村中
申合せ掛り合を恐れて
斯樣に申立るならんと
席を
改ため
威儀を