“殘燈”の読み方と例文
新字:残灯
読み方割合
ありあけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美事通して見よやと計、田地持に睨まれたるぞ最期、祖父孫二人が命は風にまたゝく殘燈ありあけの、言はんも愚かや消ゆるは定なり
暗夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一語にても意味のりける詞の與之助には利き刄にてゑぐらるゝやうに胸のくるしく、寢られぬ夜半の殘燈ありあけのかげ薄れゆくまゝに、やがては鳥もなくらん、かねも驚かすべし、いざと敷居をまたぐ時
花ごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)