“有”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
42.1%
22.6%
あり10.9%
ゆう3.9%
もの3.9%
ある2.6%
あら2.4%
いう2.2%
1.7%
あっ1.0%
たも1.0%
あつ0.8%
あれ0.7%
アリ0.6%
あろ0.4%
もっ0.4%
モノ0.4%
あん0.3%
0.3%
0.1%
ありつ0.1%
いふ0.1%
たもた0.1%
0.1%
もた0.1%
もち0.1%
もつ0.1%
もて0.1%
アル0.1%
タモ0.1%
0.1%
ユウ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出世して系図を飾るという考えをっていた祖父さんはこの政治上の変動で全然前途の希望がなくなって、心身ともににわかに弱ったとのことだ。
私の子供時分 (新字新仮名) / 伊波普猷(著)
用の少い官吏とか会社員とかが、仕様事なしの暇つぶしに、よくる奴で、恁麽こんな事をする男は、大抵弾力のない思想をツて居るものだ。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
あるのこと、このおおきなかえるは、人間にんげんんでいるうちは、どんなようなさまだろうとおもいました。
お母さんのひきがえる (新字新仮名) / 小川未明(著)
うかるヽきのりやとれど品行方正ひんかうはうせい受合人うけあいてをうければことはいよいよ闇黒くらやみになりぬ
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
せんなき門下もんした紙縷こより心地こゝちことさま/″\にうもへられぬおもひのありしに
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
と案じける時、前句に声の字ありて、音の字ならず、依て作りかへたり、須磨の鼠とまでは気をめぐらし侍れども、一句連続せざるとのたまへり。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
第二十八条 日本臣民ハ安寧秩序あんねいちつじょさまたケス及臣民タルノ義務ニそむカサルかぎりおいテ信教ノ自由ヲゆう
大日本帝国憲法 (旧字旧仮名) / 日本国(著)
たとへば阿蘇山あそざん活動かつどう中心ちゆうしんたる中岳なかだけ南北なんぼくなが噴火口ふんかこうゆう
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
まかりちがえばローゼンの一家を鏖殺おうさつしてもかまわないから、むすめはどうしても己のものにしなくてはならんと思いだした。
警察署長 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
……ロミオどの、おのがものでもないてゝ、其代そのかはりに、わしをも、こゝろをもってくだされ。
「おれほどの馬鹿な者は世の中にもあんまりあるまいと思う故に孫やひこの為に話してきかせるが、よく不法もの馬鹿もののいましめにするがいいぜ」
安吾史譚:05 勝夢酔 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
母君ふけるまでいさめたまふ事多し、不幸の子にならじとはつねの願ひながら、折ふし御心みこころにかなひ難きふしのあるこそかなし。
樋口一葉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
アントニウスの眼の前には毎夜のやうに裸の美人が映つて、聖者を誘惑しようとしてあらゆるふざけた姿をして踊り狂つてゐたといふ事だ。
それかあらぬかかく、食物を与えざるもなくこと無く、加之しかのみならず子供が肥太こえふとりて、無事に成長せしは
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
この衝角しやうかくるゝところ、十四インチはん以上いじやう裝甲アーモアいうする鐵艦てつかんほか
なかんづく一國民こくみんいうする固有名こいうめいもつと神聖しんせいなもので、みだりにからおかされてはならぬ。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
それはを内容とする空ですから、私ども人間の生活は、空に徹することによってのみ、有の存在、つまりその日の生活は、りっぱに活かされるのです。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
にあらず。無にあらず、動にあらず、じょうにあらず、しゃくにあらず、びゃくにあらず……」その句も忍藻の身に似ている。
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
「これまでわずらったことがあっても今度のように元気のないことはえが、矢張やっぱり長くないしるしであるらしい」
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
年齢としには増せた事を言い出しては両親にたもとを絞らせた事はあっても、又何処どこともなく他愛たわいのない所も有て、なみに漂う浮艸うきぐさ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
文覚の袈裟けさに対するや、如何いかなる愛情をたもちしやを知らず、然れども世間彼を見る如き荒逸なる愛情にてはあらざりしなるべし。
心機妙変を論ず (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
好きなものが毒になり、嫌いなものがくすりになる。好きなものを食うて、嫌いなものに食われる。宇宙の生命いのちは斯くしてたもたるゝのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
まへみたやうのが百にん中間なかまあつたとてちつともうれしいことい、きたいはう何方どこへでもきねへ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
自分の所為に対しては、如何に面目なくつても、徳義上の責任を負ふのが当然だとすれば、ほかに何等の利益がないとしても、御互の間にあつた事丈は平岡君に話さなければならないでせう。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
(国初以来の事を記たる写本、元禄中をさかりにへたる人の老ての作なり)くだんの花水祝ひは神秘じんひあれば別にゆゑよしもあるべし。
けれども、お勢ははじめより文三の人とりを知ッていねば、よし多少文三に心を動かした如き形迹けいせきあればとて、それは真に心を動かしていたではなく、只ほんの一時感染かぶれていたので有ッたろう。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
江城コウジョウ秘孔ヒコウ、二道アリ、一道ハ西丘ヲツラヌイテ走ルコト里余、白丘シロオカノ一道ニ通ズ。一ハ北道、マタ東折シテ十余丁、スナワチ渓水ケイスイ袖海シュウカイニ通ズベシ。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
又、山中路次通リ、鞠子マリコ川端カハバタニ山城ヲ拵ヘ、防ギノ一城アリ
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
再び飛入とびいってついに逃げてしまった、大きさは約四尺もあろう、真黒で頭の大きい何とも分らぬ怪物かいぶつ
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
聞終りて警察長は「是で最う何も彼も明々白々だ」と呟き予審判事も同じ思いと見え「左様さよう、明々白々です、外にの様な事情があろうとも藻西太郎が此事件の罪人と云う事は争われぬ」と云う
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
女子の特質とも言うべき柔和な穏やかな何処どこまでもやさしいところを梅子さんは十二分にもっておられる。
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
然るに昇は何の道理も無く何の理由も無く、あたかも人をはずかしめる特権でももっているように、文三を土芥どかいの如くに蔑視みくだして、犬猫の如くに待遇とりあつかッて、あまつさえ叔母やお勢の居る前で嘲笑ちょうしょうした、侮辱した。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ところがまるで、追つかけるやうに、藤原の宮は固より、目ぬきの家竝みが、不意の出火で、其こそ、あつと言ふ間に、痕形もなく、ソラモノとなつてしまつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
ところがまるで、追つかけるやうに、藤原の宮は固より、目ぬきの家竝みが、不意の出火で、其こそ、あつと言ふ間に、痕形もなく、ソラモノとなつてしまつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
「ついにそんな事を有仰おつしやつた事の無い貴方が、今日に限つて今のやうに有仰ると、日頃私共に御不足がおあんなすつて」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
母親おっかアさん、そんな事をおっしゃるけれど、文さんは此地こっちなんか心当りがおあんなさるの」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
諸寺諸山、非職員ノ住侶ヂユウリヨ、又、タトヘ凡下放埒ボンゲハウラツ与党賊徒ヨタウゾクトノ輩タリトモ、忠節ノジツヲイタスラバ、賞トシテ、近江国麻生アサフノ庄ヲテ賜ハルベキナリ
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
築造チクザウルハ都下トカ繁昌ハンジヤウシテ人民ジンミン知識チシキヒラ所以ユエン器械キカイナリ」と叫んだ如きわざと誇張的に滑稽的に戯作の才筆を揮つたばかりではなからう。
虫干 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
「東京になざあ、こうえな青々したところ、どこにもすめえもねえ。」
土竜 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
「そうですべかね?」
土竜 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
智恵子が其処へ入ると、ありつたけの眼が等しく其美しい顔にあつまつた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
無心のあとはいふ情の
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)
「また受造者つくられしものみづから敗壊やぶれしもべたることを脱れ神の諸子こたちさかえなる自由にいらんことをゆるされんとの望をたもたされたり」(羅馬書第八章二十一節)とあるは即ちこれなり。
主のつとめ (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
天皇此のいざによぶ声を聞きて、心に悲傷いたみす。
本朝変態葬礼史 (新字新仮名) / 中山太郎(著)
衷心ちうしんからこまつたやうなかれむかつて内儀かみさんはもう追求つゐきうするちからもたなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ガラス 油絵でいえばカンヴァスに当るものです、描くべきこのガラスは、なるべく薄くて、凸凹でこぼこや泡のないものを選びたいのです、むかしのものは、ほとんど紙の如く薄いのをもちいています、なかなか味のあるものです。
楢重雑筆 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
ひと心理状態しんりじやうたい個々こゝことなる、その心理しんり境遇きやうぐうしたが移動いどうすべき性質せいしつもつる。
建築の本義 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
列王紀略上にこの王戦車の馬の厩四千と騎兵一万二千をもてりとあるので分る、またいわく王千四百戦車一万二千騎卒ありと、その後諸王馬を殖やす事盛んで予言者輩これをそしった事あり、今日もパレスチナのサラブレッド馬種の持ち主は
端々ハシバシ普請フシン掃除サウヂヲ申シツケ、表ニハ弓鉄砲ノ兵具、ソノカズ懸並カケナラベ、内ニハ資財雑具ヲ改メ、アルベキテイヲ結構ニ飾置カザリオ
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ンの仮名を書かなかったのである)、チ→促音(「ちて」がタテ、「タモちて」がタモテとなる。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
蕨萌え山水落つる庭を
松本たかし句集 (新字旧仮名) / 松本たかし(著)
それにそのひとりは、姓名を呼ばれて「ユウ」と答えたと言う。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)