“有無”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うむ75.7%
あるなし8.7%
ありなし6.8%
ゆうむ4.9%
いうむ1.9%
ほど1.0%
アリナシ1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かわっているのはただ肉体にくたい有無うむだけ、そして愛情あいじょう肉体にくたい受持うけもちではないらしいのでございます。
日本にほんの現在は文化の爛熟してしまった西洋大陸の社会とはちがって資本の有無うむにかかわらず自分さえやる気になれば為すべき事業は沢山ある。
黒子の有無あるなしは別にどうでもよい事であるが、風呂屋の番頭さえ気のつかない事を、どうして新聞記者が知っていたのだろう。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
こんな場合に遭遇った時、護身用の利器の有無あるなしは、致命的に大切なことである。防げるだけは防がなければならない。
奥さんの家出 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
獲物の有無ありなしでおもしろ味にかわりはないで、またこの空畚からびくをぶらさげて、あしの中を釣棹つりざおを担いだ処も、工合のい感じがするのじゃがね。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そのあとで茶をれて四方八方よもやまの話から、幽霊の有無ありなしの話をしましたが、
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それに本多家、遠藤家、平岡家、鵜殿家の出役しゅつやくがあって、先ず三人の人体にんてい、衣類、持物、手創てきず有無ゆうむを取り調べた。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
されば小説家たらんとするものはまづおのれが天分の有無ゆうむのみならず、またその身の境遇をも併せかえりみねばならぬなり。
小説作法 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
既にしば/\云つた如くに、わたくしは棭斎の詳伝の有無いうむを知らない。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
私はただ両国橋の有無いうむかゝはらず其の上下かみしも今猶いまなほ渡場わたしばが残されてある如く隅田川其の他の川筋にいつまでも昔のまゝの渡船わたしぶねのあらん事をこひねがふのである。
水 附渡船 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
色気の有無ほどが不可解である。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ミコトにそむく そむかず 正し見て、罪の有無アリナシ うたがひはらせ
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)