“有縁無縁”の読み方と例文
読み方割合
うえんむえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美濃紙みのがみ八枚どり大に刷った大黒天像を二枚ひとつつみにし、しかるべき有縁無縁うえんむえん善男善女ぜんなんぜんにょの家にひそかに頒布はんぷするもので、添書そえがき
いったい、かような異常な昂奮によって、お銀様に選び出されて、その筆端に載せられている、有縁無縁うえんむえんの三界の亡霊というは果して何者?
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それはまことに好都合です。お奉行はいたって仏心の深いたちで、有縁無縁うえんむえんによらず、旅の法師とみれば官邸にしょうじて、何がな布施ふせのお徳を
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)