“有縁”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うえん97.4%
ユカリ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いや、そのほか、三州知多の吉良、仁木にっき斯波しば、一色、今川など、足利支流の族党たちの家々からも、名代、あるいは有縁うえんの者が
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
むすぶ早玉はやたまの両所権現、各々その機に従って有縁うえんの衆生を導き、無縁の群類を救わんため七宝に飾られたる極楽の光を捨て、六道三有ろくどうさんうの煩悩のちりにまじわり給え。
然レドモ猶有縁ユカリノ地タルヲモツテ、吉原回禄ノ災ニ罹ル毎ニ、シバラココ仮肆カリタクヲ設ケテ一時ノ栄ヲ取ルコト也最マタ数回ナリ。
上野 (新字新仮名) / 永井荷風(著)