“ゆうむ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
有無83.3%
幽夢16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貝塚より魚骨魚鱗の出づるかたはら是等遺物の存在そんざいするは實にコロボックル漁業ぎよげふの法を明示するものと云ふべきなり。釣り竿の有無ゆうむは考へかたけれど、あみおそらくあみなりしならんと思はる。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
私は唯両国橋の有無ゆうむにかかわらずその上下かみしもに今なお渡場が残されてある如く隅田川その他の川筋にいつまでも昔のままの渡船のあらん事をこいねがうのである。
幽夢ゆうむというつむりを丸めた手習師匠が住んでおったが、徳川家の手で身元を洗ってみると、何ぞしらん、これがさきの土佐守長曾我部宮内少輔盛親ちょうそかべくないしょうゆうもりちかの成れの果て——とわかり、大騒ぎしたが
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)