“網”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あみ81.1%
い7.1%
もう4.7%
す3.9%
ネット2.4%
だま0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「叔父(おじ)さんの家(いえ)は、ここから二十里(り)もあちらの浜(はま)なんだ。たいだの、さばだの網(あみ)にかかってくるって、僕(ぼく)のお父(とう)さんが、いった。」
海が呼んだ話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのアーチのあいだには、鉄のわくどりがさながらくもの網(い)のように一面に組みあげられて、それにガラスがはめこんでありました。
「それッ、江戸の廻しもの唐草銀五郎、またしきりにそこらを嗅(か)ぎまわる天満(てんま)浪人や、手先の犬どもを、一網(もう)打尽(だじん)にしてしまえ」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一杯蜘蛛(くも)の網(す)、山のやうに積つた塵埃(ごみ)、ぷんと鼻を撲(う)つて来る「時」の臭ひ、なつかしく思つて明けては見たが、かれはすぐその扉を閉めて了つた。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
テニスコートの線があきらかに残っていて、宿直室の長い縁側の隅にラケットやボールや網(ネット)が置いてあるのが見える。庭の一隅(かたすみ)には教授用の草木が植えられてあった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
かきあみとは攩網(すくひだま)なり、鮏を攩(すく)ひ捕(と)るをいふ。その攩(すく)ひ網(だま)の作りやうは又ある木の枝(えだ)を曲(ま)げあはせて飯櫃(いひびつ)なりに作りこれに網(あみ)の帒(ふくろ)をつけ、長き柄(え)ありてすくふたよりとす。