“一隅”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
いちぐう79.8%
ひとすみ13.1%
かたすみ5.1%
かたほとり1.0%
はじ1.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“一隅”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語23.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
この大きな事実の一隅いちぐうにお金さんの結婚を安全におこうとする彼女の態度は、弁護的というよりもむしろ説明的であった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
今、私はこの年輩となって、なお阿呆あほらしくも、この囃子連中は芝居のチョボの如く、私の頭の一隅いちぐうに控えている。
楢重雑筆 (新字新仮名) / 小出楢重(著)
様子ではどうせ見込みのない女だと思っていても、どこか心の一隅ひとすみから吉弥を可愛がってやれという命令がくだるようだ。
耽溺 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)
そして、店の一隅ひとすみに、さっき立花先生がもちこんだ、あの大花瓶だいかびんもおいてあった。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
暗いからわからぬが、何か釜らしいものが戸外の一隅かたすみにあって、まき余燼もえさしが赤く見えた。
一兵卒 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
清三は夕日のさし込んで来る座敷の一隅かたすみで、あつらえの来る間を、大きな男が大釜のふたを取ったりてたりするのを見ていた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
我等はこゝの一隅かたほとり、廣きあかるき高き處に退きてすべてのものを見るをえたりき 一一五—一一七
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
一隅はじには、座蒲団ざぶとんを何枚も折りかさねた側に香立てをえた座禅ざぜん場があります。