“角”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かく47.8%
かど28.3%
つの18.1%
すみ2.2%
1.3%
0.8%
こう0.4%
つぬ0.3%
けた0.2%
ツヌ0.2%
(他:6)0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“角”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語15.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)9.5%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行9.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
其時丑松は膳に向ひ乍ら、かくも斯うして生きながらへ来た今日迄こんにちまでを不思議に難有ありがたく考へた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
すると、教室のその一かくから、「あっ、くさっ、あっ、くさっ」という声が、波紋はもんのようにひろがり、ざわめきだす。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)
向うのかどまがろうとして、仔馬はいそいで後肢あとあしを一方あげて、はらはえたたきました。
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
いへ小路せうぢ引込ひつこんで、とほりのかどに「蒲燒かばやき」といた行燈あんどうばかりあり。
神楽坂七不思議 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
馬の骨、鹿のつの、人の骨、おシャリコウベ、それから蛇のぬけがら、いずれも不気味な品が雑然と所嫌わずに置いてあるのです。
日輪天の磨羯まかつつのに觸るゝとき、こほれる水氣ひらを成してわが世のそらより降るごとく 六七―六九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
友達の家に旅装をといて、浴室を出ようとすると、夕陽を浴びた廊下のすみから私の方を視凝みつめてゐる女の鋭い視線を見ました。
お六は、急ぎ反対側のすみかくれソッと覗いていると、鏡丹波を先頭に、多くの門弟が廊下を来て、部屋のまえに立ちどまった。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
尤も許しさえしたら、何もほって置いて〓々さっさと帰るかも知れぬが、兎も角も職分だけはく尽す。
私も高笑いをした。雪江さんの言草が可笑おかしかったばかりじゃない。実は胸に余る嬉しさやら、何やらやら取交とりまぜて高笑いしたのだ。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
世間一般普通の人々にはそれでよいので、その間にう言うような問題は何んにも彼等の間には起っていない。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
藤「兎やう仰しゃるだろうが、直にお連れ申して来いと、お内儀さんが仰しゃるので」
文七元結 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
是非四日まで辛抱せんかと、さまこうさま思ひ煩ひし上句あげく、終に四日の方に勝たれ、力無く障子を立て、又元の座に直りぬ。
元日の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)
小「いえ/\狼藉者が参って兎やこう申せば、この引金をガチリと押せば玉がパチンと出て、貴方の鳩尾辺みぞおちあたりあたるように……」
つぬさとにいた人麿の妻と同一人であろうから、そうすれば「鴨山」という山は
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
妻はその近くのつぬさと(今の都濃津つのつ附近)にいた。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
眉太く、眼円まなこつぶらに、鼻隆うして口のけたなるが、頬肉ほおじしゆたかに、あっぱれの人品なり。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あかはかまにて膝行いざり出で、桶を皺手しわでにひしとおさえ、白髪しらがを、ざっとさばき、染めたる歯をけたに開け、三尺ばかりの長き舌にて生首の顔の血をなめる)汚穢や、(ぺろぺろ)汚穢やの。
天守物語 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
わぎも子に猪名野ヰナヌは見せつ。名次ナスキ山 ツヌの松原 いつかしめさむ(黒人――万葉巻三)
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
そのほかまだ沢山あって「と」とか、「ひ」とか、「け」とか、「き」とか、「ぬ」とかいうようなものがありますが、「ぬ」は一般に「奴」と「怒」を用いている中に、「」であるとか、「ツヌ」であるとか、「シヌブ
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
一日も早く嫁を貰ふことにしてお呉れよ、――女房にようぼが無いで身締みじまりどうかうのなどと其様そんな心配は、長二や、お前のことだもの少しも有りはせぬが、お前にしてからが何程心淋しいか知れはせぬよ、女など何の役にも立たぬ様に見えるが
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
あっと、武蔵が息をむ間に、はやその鉈の刃は、琵琶のこばへ深く入っていた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこよりイウバのもとひらめき下り、後、汝等の西にめぐりてかしこにポムペオのらつぱを聞けり 七〇―七二
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
このエプソム競馬の特徴は、コウスが半円をなしていることで、競馬線は出発点からゆるく彎曲カアヴしてタテナムコウナをまがり、大観覧席の前面で決勝する。
あっと思っているうち、第四コーナーではもう先頭の馬に並んで、はげしく競り合いながら直線に差し掛った。
競馬 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
第四コーナーまで後方の馬ごみに包まれて、黒地に白い銭形紋ぜにがたもんらしの騎手きしゅの服も見えず、その馬に投票していた少数の者もほとんどあきらめかけていたような馬が、最後の直線コースにかかると急に馬ごみの中からけ出してぐいぐいびて行く。
競馬 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
マガレルハ牛ノカシラトシ、ソウナルハ牛ノ脚トシ、横ナルハ牛ノクビトシ、転ズルハ牛ノ背トシ、ホウナルハ牛ノ腹トシ、立テルハ牛ノツノトシ、オウ(胸ノ綱)シュウ(尾ノ綱)備ワリ、軸、双、エン(ながえ)ヲ仰グ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
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