“淀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よど97.4%
どんよ1.1%
おど0.4%
おきて0.4%
0.4%
よどみ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と言ひ乍ら平次、暫らく立ちみました。藤三郎の顏はあまりに平靜で、斯う言はれ乍らも、何の取亂したところもなかつたのです。
風少し吹添って、城ある暗く、天満宮の屋の棟がり曇った。いずこともなく、はたはたと帆を打つ響きは、の声、町には黄なる煙が走ろう、数万人の形をめて。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
町幅のだだっ広い、単調で粗雑な長い大通りは、どこを見向いても陰鬱に闃寂していたが、その癖寒い冬の夕暮のあわただしい物音が、れた町の底にんでいた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
台下の農家、取着きのに先ず入ったが、夜に入っては旅の人に取合わぬ此土地のと云い張って、から内へは入れなかった。事情を訴えても聴くので無かった。
死剣と生縄 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
平次は足もめず、両国橋の夕陽の中を、明神下へ急ぐのです。その後から八五郎は、首を振ったりを撫でたり、に落ちない顔で、ついて行きます。
銭形平次捕物控:245 春宵 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
巨きな岩のうち重なっている間を、水はをなし瀬となって流れていた。両岸からいかかる樹の茂みで、あたりは空気まで琅玕色に染まるかと思える。
いさましい話 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)