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淀
ふりがな文庫
“淀”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
よど
97.1%
どんよ
1.1%
よどみ
0.7%
おど
0.4%
おきて
0.4%
と
0.4%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よど
(逆引き)
と言ひ乍ら平次、暫らく立ち
淀
(
よど
)
みました。藤三郎の顏はあまりに平靜で、斯う言はれ乍らも、何の取亂したところもなかつたのです。
銭形平次捕物控:009 人肌地藏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
淀(よど)の例文をもっと
(50作品+)
見る
どんよ
(逆引き)
風少し吹添って、城ある
乾
(
いぬい
)
の
天
(
そら
)
暗く、天満宮の屋の棟が
淀
(
どんよ
)
り曇った。いずこともなく、はたはたと帆を打つ響きは、
幟
(
のぼり
)
の声、町には黄なる煙が走ろう、数万人の形を
掠
(
かす
)
めて。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
淀(どんよ)の例文をもっと
(3作品)
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よどみ
(逆引き)
巨きな岩のうち重なっている間を、水は
淀
(
よどみ
)
をなし瀬となって流れていた。両岸から
蔽
(
おお
)
いかかる樹の茂みで、あたりは空気まで
琅玕色
(
ろうかんいろ
)
に染まるかと思える。
いさましい話
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
淀(よどみ)の例文をもっと
(2作品)
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▼ すべて表示
おど
(逆引き)
町幅のだだっ広い、単調で
粗雑
(
がさつ
)
な長い大通りは、どこを見向いても陰鬱に
闃寂
(
ひっそり
)
していたが、その癖寒い冬の夕暮のあわただしい物音が、
荒
(
さび
)
れた町の底に
淀
(
おど
)
んでいた。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
淀(おど)の例文をもっと
(1作品)
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おきて
(逆引き)
台下の農家、取着きのに先ず入ったが、夜に入っては旅の人に取合わぬ此土地の
淀
(
おきて
)
と云い張って、
閾
(
しきい
)
から内へは入れなかった。事情を訴えても聴くので無かった。
死剣と生縄
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
淀(おきて)の例文をもっと
(1作品)
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と
(逆引き)
平次は足も
淀
(
と
)
めず、両国橋の夕陽の中を、明神下へ急ぐのです。その後から八五郎は、首を振ったり
顎
(
あご
)
を撫でたり、
腑
(
ふ
)
に落ちない顔で、ついて行きます。
銭形平次捕物控:245 春宵
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
淀(と)の例文をもっと
(1作品)
見る
“淀”の解説
淀(よど)は、京都府京都市伏見区西南部の地域名。同地域に所在する京都競馬場の通称でもある。
(出典:Wikipedia)
淀
漢検準1級
部首:⽔
11画
“淀”を含む語句
淀川
言淀
仁淀
大淀
淀橋
淀君
立淀
淀屋
淀屋橋
足淀
淀江
一淀
淀見軒
淀瀬
淀滞
淀無
淀見
淀江内忠俊
淀辰
淀饅頭
...
“淀”のふりがなが多い著者
泉鏡花
中里介山
吉川英治
島崎藤村
泉鏡太郎
夏目漱石
国木田独歩
徳田秋声
山本周五郎
野村胡堂