“淀饅頭”の読み方と例文
読み方割合
よどまんじゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
野人の武蔵は、光悦にならってかしこまっていた。その窮屈らしい膝の前に、菓子の木皿が置かれた。菓子はつまらない淀饅頭よどまんじゅうであったが、この枯野には見あたらない青い木の葉を敷いていた。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)