“毒饅頭”の読み方と例文
読み方割合
どくまんじゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「県の許可あ取ったなんてえらそうなおどしをかけて、おらたちに毒饅頭どくまんじゅうを食わせようってえだ、おんだらを千松せんまつにしようとしてけつかるだよ」
青べか物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
最も名高いのは加藤清正毒饅頭どくまんじゅう一件だが、それ等の談は皆虚誕であるとしても、各自が他を疑い且つ自らいましめ備えたことはあまねく存した事実であった。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「うむ、あれは清正が、毒饅頭どくまんじゅうを食いながらやった仕事だから、一概に論じてはいけない」
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)