“毒蛾”の読み方と例文
読み方割合
どくが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冬なのに蛇トカゲの爬虫類はちゅうるいがうようよ這いまわり、毒蛾どくが、サソリ、赤蟻あかあり、種類も知れぬ毒虫が群れをなして兵の眠りまで苦しめる。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なんでゆめのもんですか。みんな事実じじつですよ。この公園こうえんには、くろ百合ゆりはないたり、不思議ふしぎ毒蛾どくががきたりしたために、人間にんげん大騒おおさわぎをしていますよ。
公園の花と毒蛾 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのうちに二三人のアーティストたちは、押虫網でその小さな黄色な毒蛾どくがをつかまへてしまひました。
毒蛾 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)