“花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はな89.0%
ばな4.1%
3.7%
ハナ1.5%
もやう0.5%
ハナコ0.2%
くわ0.2%
はなや0.2%
ブルーメ0.2%
0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このごろ毎日まいにちのように昼過ひるすぎになると、くろいちょうがにわ花壇かだんいているゆりのはなへやってきます。
黒いちょうとお母さん (新字新仮名) / 小川未明(著)
るもらぬも、うわさはな放題ほうだい、かぎのおせんならでは、けぬ煩悩ぼんのう
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
かたなるははなまついろ、いつてもかぬは黒出くろでたちに鼈甲べつかうのさしもの
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
この大きい絵看板ゑかんばんおほ屋根形やねがたのきには、花車だしにつけるやうなつくばなが美しく飾りつけてあつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
しもあさ水仙すいせんつくばな格子門かうしもんそとよりさしきしものありけり
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
神樂囃子かぐらばやし踊屋臺をどりやたい町々まち/\山車だしかざり、つくりもの、人形にんぎやう、いけばな
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さんらんとして、百みだれている、そして、いつも平和へいわ楽土らくどが、そこにはあるもののごとくおもわれました。
深山の秋 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しろべんがふかぶかとかさなりあい、べんのかげがべつのべんにうつって、ちょっとクリームいろえる。
ごんごろ鐘 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
「奇遇ですな。じつは私は、近日その長官をおやしきへお訪ねして行こうと思っていた者で、ここの賊のかしらではありませぬ」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ハナタチハ ウマノ アカンボヲ ミタイト オモヒマシタ。ケレド アンナニ マドガ タカクテ、ドウシテ ナカヲ ノゾク コトガ デキマセウ。
ウマヤノ ソバノ ナタネ (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
是は、彼が歌を愛するあまり、「ハナ沙久等サクラ」に示した様に、歌に持つた博い理会と、鑑賞力の円満が、却て時としては、実作の障碍をしたことも多かつたのである。
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
キミ姿スガタノミ燦然サンゼンマワリノハナ石坂君イシザカクン
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
皮を以またほか刀上たうしやうまと用火ひにて焼黒やきくろめ皮をもつて黒白のもやうわか
皮を以またほか刀上たうしやうまと用火ひにて焼黒やきくろめ皮をもつて黒白のもやうわか
田打櫻タウヂざくらハナコでも、蕗臺バキヤタヂハナコでも、彼處アコ田畔タノクロガラ見れバ花見はなみコだデバせ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
晝間ひるまネなれば田打櫻タウヂざくらハナコサゲんで、それガラマダグワツグワツと田サ這入ハエ
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
いでまして夕むかへむ御轍みわだちにさざんくわちりぬ里あたたかき
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)
一棟は幾戸かに分れ、戸々皆な障子をとざし、其障子には火影はなやかに映り、三絃の乱れて狂ふ調子放歌の激して叫ぶ声、笑ふ声は雑然として起つて居るのである、牛部屋に等しき此長屋は何ぞ知らん鉱夫どもが深山幽谷の一隅に求め得し歓楽境ならんとは。
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
ドイツで薔薇をアドニスブルーメと呼ぶは、アドニス殺された折りヴェヌス嘆き男のしかばねから血一滴下るごとに女神の眼から涙一点落ち血は薔薇涙はアドニス花となった故とか
というのであるが、この福引の方が「鼠の顔とかけてなんと解く。臥竜梅と解く。その心はミッキーよりもが低い」の場合より出来がよろしい。
軍用鼠 (新字新仮名) / 海野十三(著)