“蕾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つぼみ94.1%
つぼ5.4%
ボタン0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『鶯邨画譜』の方に枝垂しだざくらの画があつてその木の枝をわずかに二、三本画いたばかりで枝全体にはことごとく小さな薄赤いつぼみが附いて居る。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
いわゆる神釈じんしゃくの句の中でも、人が尊重していた遁世とんせいの味、たとえば「道心どうしんの起りは花のつぼむ時」といったような、髪をる前後の複雑した感覚
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
あやしんで彼が空を仰いだとき、とある星座の鍵がひとところ青いボタンを喪つてほのかに白く霞んでゐた。
測量船 (新字旧仮名) / 三好達治(著)