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ボタン
ふりがな文庫
“ボタン”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
ぼたん
語句
割合
釦
79.0%
鈕
9.8%
扣鈕
3.5%
控鈕
2.8%
釦鈕
2.8%
紐釦
1.4%
蕾
0.7%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
釦
(逆引き)
彼の上着には腰のあたりに
釦
(
ボタン
)
が二つ並んでいて、胸は
開
(
あ
)
いたままであった。霜降の
羅紗
(
ラシャ
)
も硬くごわごわして、極めて
手触
(
てざわり
)
が
粗
(
あら
)
かった。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ボタン(釦)の例文をもっと
(50作品+)
見る
鈕
(逆引き)
埃と
白墨
(
チヨオク
)
の
粉
(
こ
)
の
染
(
し
)
みた詰襟の洋服に着替へ、黒い
鈕
(
ボタン
)
を懸けながら職員室に出て来ると、目賀田は、
補布
(
つぎ
)
だらけな
莫大小
(
メリヤス
)
の股引の脛を火鉢に
焙
(
あぶ
)
りながら
道
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
ボタン(鈕)の例文をもっと
(14作品)
見る
扣鈕
(逆引き)
Brrrrと唇をふるわして、彼は、金属性の
扣鈕
(
ボタン
)
を二つ三つコップへ入れて振る。するとそれが、一羽の
雛
(
ひな
)
っ子に早変りして出て来る。見物が集まる。
踊る地平線:12 海のモザイク
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
ボタン(扣鈕)の例文をもっと
(5作品)
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▼ すべて表示
控鈕
(逆引き)
薄き
汗衫
(
じゆばん
)
一枚、
鞣革
(
なめしがは
)
の
袴
(
はかま
)
一つなるが、その袴さへ、
控鈕
(
ボタン
)
脱
(
はづ
)
れて膝のあたりに垂れかゝりたるを、心ともせずや、「キタルラ」の
絃
(
いと
)
、おもしろげに掻き鳴して坐したり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
ボタン(控鈕)の例文をもっと
(4作品)
見る
釦鈕
(逆引き)
いでカラアの
釦鈕
(
ボタン
)
をはめむとするに、手の短いかはりに、
頸
(
くび
)
は大きく、容易に
篏
(
はま
)
らず。
燕尾服着初めの記
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
ボタン(釦鈕)の例文をもっと
(4作品)
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紐釦
(逆引き)
なんという型のものであるか私には判らぬけれども、ひとめ見た印象で言えば、シルレルの外套である。
天鵞絨
(
ビロード
)
と
紐釦
(
ボタン
)
がむやみに多く、色は見事な
銀鼠
(
ぎんねず
)
であって、話にならんほどにだぶだぶしていた。
ダス・ゲマイネ
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
ボタン(紐釦)の例文をもっと
(2作品)
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蕾
(逆引き)
あやしんで彼が空を仰いだとき、とある星座の鍵がひとところ青い
蕾
(
ボタン
)
を喪つてほのかに白く霞んでゐた。
測量船
(新字旧仮名)
/
三好達治
(著)
ボタン(蕾)の例文をもっと
(1作品)
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