“釦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ボタン73.9%
ぼたん24.8%
ブトン1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
恋をする男が、ブラッシュもかけない洋服を着たり、肌着のボタンのはずれたのなぞ平気で着ているような男はふっと厭になってしまう。
晩菊 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
「怪しいと思うのは、あの梟の眼だ。あれは押しぼたんになっているに違いない。君を傍へ連れてゆくから、ちょっとしてみてくれないか」
流線間諜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
自分は三四着の洋服を作らす參考にと思つて目に觸れる女の服裝に注意して見たが、色の配合からブトンの附け方まで同じだと云ふ物を一度も見たことが無い。
巴里の旅窓より (旧字旧仮名) / 与謝野晶子(著)