“釦鈕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ボタン50.0%
ぼたん37.5%
スイッチ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
スパイたちはそんな物へは眼もくれなかった。伯爵夫人の指揮ですぐ腹部の釦鈕ボタンを開く。案のじょう、膚に直接厳丈がんじょう革帯ベルトを締めていた。ポケットがある。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
同室どうしつだれかゞ釦鈕ぼたんおとしたとかさじおとしたとか場合ばあひには、かれ寐臺ねだいからおきあがつて、つてる。毎朝まいあさおきると同室どうしつ者等ものらにおはやうとひ、ばんにはまた休息やすみなさいと挨拶あいさつもする。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
天井に、二つの電灯が一つずつくように仕掛けしてあって、釦鈕スイッチを捻ると、白い光りが自動的に消えて緑いろのが生き出すのだった。
踊る地平線:10 長靴の春 (新字新仮名) / 谷譲次(著)