“晩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばん52.5%
おそ42.1%
おく2.1%
くれ1.2%
1.1%
オソ0.7%
ばーん0.2%
ひとばん0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よくいいつかったことをれたり、また、になると、じきに居眠りをしましたので、よく叔父さんから、小言をいわれていました。
人の身の上 (新字新仮名) / 小川未明(著)
夕餉が少しくなって済んだ、女房は一風呂入ろうと云う、糸七は寐る前にと、その間をふらりと宿を出売、奥の院の道へ向ったが
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今に至って小田原へ参向するとも時はれ居り、遅々緩怠の罪は免るるところはござらぬ、たとえ厳しくめられずとも所領を召上げられ
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
髪の毛も大方は白髪になるにつき心まで愚痴に相成候と見え、今年のには御地へ参られるとは知りつつも、何とのう待遠にて、毎日ひにち指のみ折暮らし※
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
トいう光景で、母親も叔父夫婦の者もとする所は思い思いながら一様に今年のれるを待詫びている矢端
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
かれ早かれ、ありさうな氣のする次の都——どうやらかう、もつとおつぴらいた平野の中の新京城にでも、來てゐるのでないかと言ふ氣が、ふとしかゝつたのを、危く喰ひとめた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
からまでたーだ立ち通ち
野ざらし (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
「おれに、みんなまって、たのしく一おくりましょう。」と、それらのたちは、しあいました。
雪の上の舞踏 (新字新仮名) / 小川未明(著)