“晩餐会”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばんさんかい92.3%
デンナー7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大臣も御持病はあっても勤めていられたようで、お兄様の日記には陸相の晩餐会ばんさんかいに行く、翌日礼に行くなどと見えています。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
つい今し方まで陸軍関係の晩餐会ばんさんかいに呼ばれていたんだが、恐ろしく歓待してくれてね、なんだか英雄にでもなったような気持がしているんだよ。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
西洋人相手の晩餐会デンナーにスープの音さする気兼もないと見えて、閉切つた広い食堂内には、此の多人数がニチヤ/\噛む餅の音、汁を啜る音、さては、ごまめ、かづのこの響、焼海苔の舌打なぞ
一月一日 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)