“人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひと50.0%
にん25.6%
びと6.2%
4.9%
じん3.5%
うど3.1%
1.9%
しと0.8%
ヒト0.8%
ビト0.5%
かた0.3%
0.3%
ふと0.3%
ゅうど0.2%
たり0.2%
もの0.2%
0.2%
シタ0.2%
いり0.1%
しそ0.1%
0.1%
ひい0.1%
ひいと0.1%
ひとり0.1%
ひとオ0.1%
ぴと0.1%
ジン0.1%
チユ0.1%
ニン0.1%
ピツ0.1%
プレヒストリック・マン0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一人ひとり、さくにもたれて、汽車きしゃのつくのをまっていると、そばに、きれいなおんなひとが、かばんをさげてっていました。
風七題 (新字新仮名) / 小川未明(著)
日中につちうあつさに、さけびたり、える。御神輿おみこしかつぎは、ひと氣競きほひがものすごい。
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あるごろからなかのいい三にんは、つれあって、ちの田川先生たがわせんせいをおたずねしたのであります。
世の中へ出る子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
まん九百九十五おく二千一百六十二まん五千七百七十六にんだといふ莫大ばくだい數字すうじ發表はつぺうしたときには
ハガキ運動 (旧字旧仮名) / 堺利彦(著)
びとを帰したお政は、いささか気もおちついたものの、おちついた思慮しりょが働くと、さらに別種べっしゅ波瀾はらんが胸にわく。
告げ人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
何人をもいたく侮りしかばそのために死しぬ、シエーナびとこれを知り、カムパニヤティーコの稚兒をさなごもまたこぞりてこれをしる 六四—六六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「どれ」いや応なく取って見ると、桐油紙とうゆぐるみ、上に唐草銀五郎様、の名は裏に小さく「行きいの女より」としてあった。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ふでやのみせらうではいか、れがうつ横町よこちやうの三五ろう口上こうじようはせよう
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ただ、ドクトル=ズーフというオランダじんのつくった、おおきな「ハルマ」という字引じびきをひいて、自分じぶんでかんがえるのでした。
じん、時々飛々とびとびに数えるほどで、自動車の音は高く立ちながら、鳴くはもとより、ともすると、驚いて飛ぶ鳥の羽音が聞こえた。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「近所で知らない者はありやしません。あの殺されたお駒といふのは、かゝうどには違ひないが、二年も前から、伜の習之進と夫婦だつたんですぜ」
そこで、ゆく末は知らず、差しあたりはまずここの家に落ち着いたら好かろうということになって、親類でもなく奉公人でもなく、一種のかかうどとしてお筆は溝口家に身を寄せることになったのである。
有喜世新聞の話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「金もねえくせに、賭場のぞきをしやがって、さては、隙があったら、銭をさらって行こうという量見だったにちげえねえ、このぬすめ」
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのことからおいらが思いつき、一人いい人をすけに出すから、おいらに小遣いを一両くれろ、然し一昼夜限りでその人は返してくれといったんだ。
沓掛時次郎 三幕十場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
『それ其処にバケツが有るよ。それ、それ、何処を見てるだらう、このしとは。』と言つて、三和土たたきになつた流場の隅を指した。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
全躰マアしとを何だと思ッておでだ、そりゃアお前さんのこったから鬼老婆おにばばあとか糞老婆くそばばあとか言ッて他人にしてお出でかも知れないが、私ア何処どこまでも叔母の積だヨ。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
花沢ノ古城、コレハ昔、小笠原肥前ガタテ籠リシ折、武田信玄、コノ城ヘ取懸トリカカリ、ヒト数多アマタ討タセ、勝利ヲ失ヒシ城也。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ヒザが、ヒヂが、オモムろに埋れてゐた感覚をとり戻して来るらしく、ヒトの頭に響いて居るもの——。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
あの柔和な、五十を越してもまだ、三十代の美しさを失はぬあの方が、近頃おこりつぽくなつて、よく下官や、ツカビトを叱るやうになつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
あの柔和な、五十を越してもまだ、三十代の美しさを失はぬあの方が、近頃おこりつぽくなつて、よく下官や、ツカビトを叱るやうになつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
「いや/\、左様さうい、何でもえれかたに成らしやつたと云ふ沙汰さたで御座りまする」と
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
そこで単に気持のいい婦人は、それが決してまだら模様でないことを力説してから、「ときに、お生憎と今どき、あなたのように、そんな襞飾ぎゃだなんかつけてるかたはありませんのよ。」と叫んだ。
森蔵人もりくらんど、千石の大寄合おおよりあいであるが蔵人がそのままくらに通ずるほどの酒豪だった。
日本婦道記:松の花 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
わこ達のセレナーデが、夜っぴて米沢町の路地で競演する風景は、まことに哀れ深いものがあったでしょう。
にし何処のふとだかね? ワルソウのふとだか、それとももつと遠くのふとだか? いつから煉瓦積になつたのけ?」
椋のミハイロ (新字旧仮名) / ボレスワフ・プルス(著)
「このふとは。馬鹿くでねえ。おらの年でハア、惚れるのなんのちゅう事があるもンけえ」
青服の男 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
「この名刀、この腕の持主が、五百石に足らぬ扶持ふちを取りかね、いつまでもかかゅうどで朽ちているとは」
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「変事があったら、すぐ駈けて来て、門をたたけ。うちのかかゅうどどのは、そういう折を待ってござるが、出会わないので、毎日、髀肉ひにくたんをもらしているくらいだ」
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と女の子のあどけないのが幾たりか声を揃えて唄うのが、町を隔てて彼方あなたに聞える。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
吉田仲禎(名祥、号長達ちやうたつとがうす、東都医官)、木村駿卿、狩野卿雲、此四たり余常汝爾之交よつねにじよじのまじはりを為す友也。享和之二二月廿九日仲禎君と素問合読がふどくなすとてゐたりしに、卿雲おもはずもとぶらひき。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
見る時にいつもはたものを誰かしらつかまえて、尻上りの、すました調子で、何かものをいっていなかったことはほとんど無い。
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ときにいつもはたものたれらつかまへて、尻上しりあがりの、すました調子てうし
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「もっとくれ! のこすのはしい、おれが一でいただいちまおうよ。」といいながら、とうとう一人ひとりで、みんなべてしまって
車之助は、——! まで叫んで一同みなの耳へ届かせないうちに、根太ねだから生えたように、部屋の敷居の上にチョコナンと、一個の首となって鎮座ましましていた。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
女『アノナハーン、アエヅダケァガナハーン、昨日キノナスアレー、シタアナーハン。』
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
女『アノナハーン、アェヅダケァガナハーン、昨日キノナスアレー、シタアナーハン。』
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
いまもその洞穴ほらあないりぐちつてゐる碑文ひぶんにそのことがしるされてあります。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
八「今ほこにいたしそ如何ぞうすさな」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ものはあるげにござりまして……旧藩頃の先主人が、夜学の端に承わります。昔そのからの都の大道を、一時あるとき、その何でござりまして、怪しげな道人が、髪をさばいて、何と、骨だらけなあおい胸を岸破々々がばがばと開けました真中まんなかへ、ひとという字を書いたのを掻開かっぱだけて往来中駆廻ったげでござります。
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
烟草たばこすぱ/\長烟管ながぎせる立膝たてひざ無作法ぶさはうさもとがめるひいのなきこそよけれ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「飲めよ、ネェ、騒げェよ、三十がァゥめェよゥ。三十ぎればァ、たゞのひいとゥ。コラ/\」
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
どんなにこのやまうえに一ひとりっているのではさびしいでしょうね。しかし、忍耐にんたいをしなければなりません。わたしは、また、きっと、もう一ここへやってきますよ。それまでは、達者たっしゃでいてください。
山の上の木と雲の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
『畳たゝいて此方こちひとオ——これ、此方こちの人、此方こちの人ツたら、ホホヽヽヽヽ。』
札幌 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『どういふわけでうれしい?』といふ質問に対して人は容易にその理由を説明することができる。けれども『どういふ工合にうれしい』といふ問に対しては何ぴともたやすくその心理を説明することは出来ない。
「この頃 **ジンが 石川湧にフランス語を習ってるんだって」
心持について (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
ぎょ・きょう・きゅうなどは、チユから出た神の接尾語で、あまみ・しねりが神の国土の名である。
琉球の宗教 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
宮戸座で家橘のを見ましたが、与三郎と言ふニンは、染五郎の方にあると見ました。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
おなじ八重山群島の中には、まやの神の代りににいるピツを持つて居る地方も、澤山ある。
例せば馬のチェロキー名サウクイリ(小荷駄運び)、デラウェヤ名ナナヤンゲス(背負い運び獣)、チペワ名パイバイジコグンジ(一蹄獣)、またダコタ人は従前物を負う畜ただ犬のみあったから、馬をスンカワカン(霊犬すなわち不思議に荷を負う畜)と呼ぶがごとし(一八六二年版『有史前のプレヒストリック・マン』一巻七二頁)。